内容説明
「いつも同じような写真になり、何かもの足りない」「もう一段、レベルアップした写真を撮りたい」そんな方に、日常の何気ない風景を独自のフレーミングで切り取るプロ写真家が、自分のセンスを磨きながら写真を楽しむヒントを教える。いい写真、おもしろい写真を撮るために必要なのは、テクニックではなく感性だ。本書は、感性の写真家が、これまで撮影した写真の中から完成度の高い作品を選び抜くとともに、写真に対しての考え方や願いを印象的な短い文章にまとめたものである。30年以上にわたる撮影活動、10万枚以上の写真の中から44点を厳選した「野寺治孝の究極のベストセレクション」として価値ある写真集でもあり、写真を愛するすべての人に贈るハートフルなメッセージ集でもある。この地球の「すべての空の下で」起こっている出来事を、写真に撮ることができる。そして、大切なことは、上手に撮ることではなく、楽しむことなのだ。
目次
最小限の機材で最高の写真を撮ろう。
カタログや雑誌を読んで、カメラのスペックを暗記したって何にもならない。
写真以外のことにも興味を持とう。
大切な人をきれいに撮りたいから、このカメラが欲しい。
強さのなかに優しさがある。
時代を意識するな。時代は勝手にやって来て自然に宿る。
ファインダーの四隅には天使がいる。
隅然はクリスマスプレゼント。
「うまく撮ろう」と思った瞬間から女神は遠ざかる。
写真は狩りに似ている。〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほじゅどー
10
★★★★★写真は一期一会。ジャズ。技術よりも感性が大事。考えるよりも感じよう。感覚を研ぎすまそう。自分の感性を信じよう。最小限の機材で最高の写真を。「ここを表現したい」という強い意志を感じさせない写真には魅力がない。音楽、映画、スポーツなど他のものにも興味を持とう。なぜなら写真には撮る人の人生観が写ってしまうから。だから写真は面白いし、怖い。そしてファインダーの四隅には天使がいる。四隅にも気を配り、不必要なものは写すな。「うまく撮ろう」と思った瞬間から女神は遠ざかる。「うまくならないようにうまくなろう」2017/07/15
ぷりん
7
文章が良かったな。「いちばん大切なことは、写真が上手くなることでなはく、楽しむことだ。そして味わおう」そうだね、まず、楽しくなくっちゃ。わたしは写真で生計を立てている訳ではない。ただ、撮るのが楽しいのだ。まだ誰かに作品を披露できるようなレベルではないけれど、楽しい。それでいいんだ。2013/08/05
たかみ
2
【図書館】カメラ初心者です。上手くなりたいなーと思いつつ何気なく手に取りました。技術とか知識はあるに越したことはないけれど、楽しもう!とより一層思えました。2015/02/25
kinkin
1
気持ちのよくなる写真でいっぱいの本。疲れた時の一冊。2013/02/19
はる
0
いつか空気感が伝わる写真が撮れるようになりたい。2013/07/15
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