内容説明
兄が幸福な結婚をして以来、エミリーの心はときおり沈んだ。婚約者が財産目当てだったと知ったときの、あの屈辱……。美人でもない私が、幸せを夢見たりしてはだめ。ところがある日の散歩途中、エミリーは野性味あふれる男性と出会い、互いに名も知らぬまま熱いキスを交わした。ウィリアムは花嫁候補として舞踏会で紹介されたレディが先日の奔放な娘だと気づき、度肝を抜かれた。見知らぬ男とキスをするような娘が、社交界で評判の模範的な淑女!がぜん興味を引かれたウィリアムの胸に、いたずら心が頭をもたげた。■理知的な令嬢が、突然大胆なレディに大変身! 彼女がひと目で恋に落ちたそのお相手とは? 本作はHS-358「すり替わった恋」、HS-362「夢の舞踏会へ」の関連作です。お楽しみください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じょう
8
ヒロインは「すり替わった恋」のヒーローの妹。社交界では氷の淑女っぽいのですが身内には可愛らしいヒロイン。危ない所を偶然助けてもらったヒーローと良い感じになるんですが・・・。最初は ほのぼのした感じのお話しなんですが、ヒロインがヒーローの事を誤解したり、屋敷をめぐる怪しい影が濃くなってきて、折角の良い感じが・・・。ヒーローはヒロインを許してるのか焦らしてるのか良く分からない!ちぐはぐなお話になって残念だった~。2015/10/09
くろうさぎ
1
思いがけない出会い。その後の再会から結婚へと話は進むのだけど、、ヒーローの結婚に対する考えがヒロインの疑念を大きくしちゃったんじゃないかなぁ・・・?どっちも頑固になっちゃって、究極の許しあえる理由は、やはり死への恐怖なんですね・・・・。2010/10/24
こえん
1
財産目当ての男に傷つけられたことのあるヒロインと、兄の遺児たちを引き取るにあたり結婚する必要に迫られたヒーロー。ヒロインのコンプレックスに根ざす言動がちょっとばかり難ありだったけど、結構楽しかった。2010/07/21
みろん
1
思ってたよりはかわいいロマンスだったかも…。でも、中盤から誤解が元でお互いに意地を張り合ってるから、せっかくのほのかな甘さが薄まって雰囲気変わったのが勿体無い…。2010/04/26