内容説明
キャシーは電話応答代行サービスの夜間オペレーター。毎晩12時、顧客のストーンからかかる電話を心待ちにしている。人嫌いで有名な億万長者の彼は、私的な電話はすべて代行を通す。毎日連絡をよこす彼とのおしゃべりがささやかな楽しみなのだ。でも実は、キャシーが彼に語っているのはすべて作り事。自分がいかに容姿に恵まれ、華やかな暮らしをしているか――だってこれはゲーム。地味で平凡な女だと明かす必要はないわ!ところがある晩、電話のさなかに代行会社のビルで火事が起き、心配したストーンが彼女のもとに駆けつけてきて……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びわ
7
ヒロインはよいんだけどヒーローがなあ〜弱いわ〜ラストもあっさりしすぎとゆうか…2013/12/30
Nikky
6
星4。実は再読、このお話好き〜♪ヒロインはヒーローの手助けをかりてどんどん素敵になっていく。でも甘えてべったりじゃないところが素敵。家政婦のウラもとってもいい人。ヒーローだけがずっと前を向けずにうだうだしてますが、でもヒロインの事が大好きで目で追いかけてるのも笑えます。2013/12/20
まるかず
4
亡くなった妻エブリンにしてしまった罪の意識から、もう誰も愛せないと思っているストーン。キャシーの人生の手助けをしているのは、エブリンへの罪の償いのため。けれど、自分はキャシーとの恋を楽しんでしまっている。そんな、ストーンの複雑で正直な心情がていねいに巧く描写されています。2010/03/24
ぽしょ
3
ヒーロー、ヘタレすぎます…。2012/07/03
oneoeight
3
妻が亡くなってその罪悪感から幸せになっちゃイケないと思い込んでるヒーローと薄幸の冴えないヒロインとのお話。何故ヒーローが後悔しながら生きてて、頑なにヒロインとの将来を否定するのかは理解できた。けど歯がゆい~(´□`;) でも夢見るだけで諦めてたヒロインが、蛹が蝶になるように美しく前向きになりヒーローにキチンと気持ちをぶつけられる強さを持てたトコはスッとした。読後は爽やか(´ω`*) ヒーロー遅いぞっ!度☆5、また読みたい度50%2010/05/18