中公新書<br> 芭蕉 「かるみ」の境地へ

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中公新書
芭蕉 「かるみ」の境地へ

  • 著者名:田中善信【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 中央公論新社(2014/01発売)
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  • ISBN:9784121020482

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内容説明

古典文学の名作に数えられている『おくのほそ道』だが、芭蕉にとって紀行文を書くことは趣味であり、修練の一つであったにすぎない。芭蕉は、「俗」を対象とする俳諧を、和歌や連歌と同等の文学に高めることに苦心したが、生前それが叶うことはなかった。本書は俳諧師の名乗りをあげた『貝おほひ』以降の作品を丹念に読みながらその足跡を追い、「俳聖」としてではなく、江戸を生きた一人の人間としての実像を描く。

目次

第1章 江戸へ出るまで
第2章 江戸俳壇と芭蕉
第3章 失意と転生
第4章 旅の始まり
第5章 『笈の小文』の旅
第6章 『おくのほそ道』と『すみだはら』

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yamahiko

12
荘子や臨済禅が芭蕉の作品に及ぼした影響を解説。かるみに至るまで進化し続けた芭蕉の生涯を深く知ることができた。所々に、若き日の芭蕉の生き方を揶揄したり実像が浮かび上がるような生々しい表現がみられる。芭蕉愛の裏返しか。2017/07/20

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