内容説明
マンハッタンに広大な公園をつくるという亡夫の遺志を継ぎ、伯爵夫人ライアは正装によるチャリティ舞踏会を催した。舞踏会は寄付金集めのオークションで幕を開けたが、最後の出品は、ライアとオープニングダンスを踊る権利だった。一万ドルから始まった競りに決着をつけたのは“百万ドル”のひと声。会場の誰もが呆然とするなか、落札した男がライアと踊り始めた。彼はライアの体をしっかりと抱きしめ、彼女が欲しいとささやく。それどころかダンスフロアの真ん中で、貪欲に唇を奪った。心ならずもライアはキスに溺れる。しかし彼ロアークこそ、かつて彼女の家庭を崩壊させた男性であると、知る由もなかった。■伯爵夫人ライアは、突然現れた野心家の実業家ロアークに心ならずも惹かれますが、じつは彼こそが彼女の家族を崩壊させた憎い敵だと気づいて……。息つく暇もない熱いロマンスをお楽しみください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
M
4
【満月イベ】ヒーローが自分勝手過ぎて、ヒロインがどこに惚れたのかイマイチ(ー_ー;)2016/05/23
akiyuki_1717
0
何だか何だか…でした。とにかくこの二人は気持ちよりも欲望に走ります。シークレットベビーものですが、ベビーはほぼ名前が出るぐらいで、癒しもホッコリも感じられません。ヒーローは終始計算ずくで、従業員にもヒロインにも、とにかく冷淡で、人でなしいう印象しか残りませんでした。ヒロインがヒーローに惹かれるのは肉欲と、ヒーローの生い立ちを聞いてからの同情心からだし、伯爵夫人が清掃用具入れで事に及ぶのは、頂けないにも程がある。最終的にヒーローはメロメロになってるけど、理解不能で斜め読みしました。 2016/01/30
くまた
0
ヒーローにこの人そんな事言えた義理じゃないだろうと少々不愉快に思いながら読んでいたけど、途中で自覚があったことが判明してあまり気にならなくなった。特に好きな訳ではないけど嫌でもないかな。読み返すかは微妙。 2015/06/13
MOMO
0
これはきっと、「子供ができたという知らせが届くのを覚悟していた」ロアーク君が、実は、覚悟しながらも、ライアちゃんからの連絡を待っていたと思って読めばいいんだろうなぁ・・・連絡がなかったことに安堵しながらも、失望してとたと・・・。まぁ、それでも彼のとった行動は、あまりにも陰湿だけどさぁ・・・ ほんと、少々反省したぐらいで赦してやる必要は無いわよぉ、ライアちゃん!2010/06/03
Mari
0
★★★2010/06/07