なぜ、この国は儲からなくなったのか?

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なぜ、この国は儲からなくなったのか?

  • ISBN:9784484103037
  • NDC分類:336.04

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内容説明

ラスベガス在住のビジネス・コンサルタントによる、日本経済復活への提言!1990年代からの「失われた10年」以降も、日本はひたすら失い続けています。国民1人あたりのGDPは、OECD諸国内ですでに19位まで下降。不況の原因を捜し求める論は盛んに行われているものの、そこに本質的に欠けているのは、自国の不況を他者のせいにしても何の解決にもならないという事実。個人のスキルアップに焦点を当てた書籍が脚光を浴びていますが、そもそも日本に暮らす個人が儲けるためには、その前提として日本国自体が「国富」を増やさなければならないのです。本書は、日本人がグローバル競争に生き残っていくために、まさに今取り戻さなければならない「世界から外貨を稼いでくる能力」について、常に外から日本を見続けている著者ならではの鋭い提案が満載です。

目次

第1章 ビジョンなくしてグローバルには稼げない(マクドナルドとスターバックスの歴史に学べ;データの先にあるもの;グローバル経済の究極の尺度;国に金がなければ外資を呼べ)
第2章 既存の常識を疑い、国富を守る(グローバルに生き残るためのダメージ・コントロール;アメリカはそこをどうしたのか?;訴訟の問い方を一から考え直す;PVでリンゴとミカンを比べる;見えざる危機をあなたが見せろ)
第3章 そんな職場ではグローバル競争を勝ち抜けない(これからの企業は社員の「幸せ係数」に執着せよ;部下の幸せを本当に気にしているか?;日本は新人教育のメッカになれ;カリスマはグローバル市場では褒め言葉にならない;根回しの文化を誇れ;解雇権の自由を奪いすぎていないか?)
第4章 グローバル市場で戦うチーム・スピリット(タブーなき実質主義で行け;会議に参加しない人間は締め出せ;愚痴や不満はもういい;根性主義はグローバル・ビジネスの邪魔だ;美辞麗句に汚染される戦略;組織のしがらみにはこう対処しろ!;嫉妬こそ最悪のエネルギー)
第5章 生き残りたいなら、アジアをまとめているフリを見せよ(日本はアジアのまとまりを後押しせよ;日本の生きる道;日本はバーゲニングパワーをもてばよい)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

17
個々人の貢献でいかに国富を向上させるか!テーマが一見壮大ですが、(個々人の)やりがいをいかに高めるか、がテーマに感じる。多少極論的な話の展開も著者の意図的なものかな、と推察。まぁ何事もバランスよく物事を咀嚼することが肝要ですね。すごく元気・前向きな方ですね。(ただし主張されている点に特に目新しい点はないような気もします。)一方で、「チャイナタウンがあるのに”ジャパンタウン”がないのはなぜか」・・・、この視点はなかったですね。2012/05/25

こばきよ

8
図書館で何気無く借りましたが、結構良かった。感情論等で曖昧になりがちなビジネス、事業におけるものさしを「国富の増大にかなうのか」という尺度で考える。そして国富の増大のためには個々のスキルアップが不可欠だということ。仕事の成果と達成感は別物なんていうことはもやもやと感じていたのでなるほど。元銀行員でアメリカにでられた方なので、日本、銀行を外からみた視点で、批判的でもなくすんなり読めた。2012/10/30

復活!! あくびちゃん!

5
いつもの“個人のスキルをあげる”という視点を“国富”という観点から書いた本。あまりこのようなアプローチは見かけないだけに、好き嫌いは分かれるかも。個人的には、これほどのナショナリズムを持てるかどうかと言われると難しいと思うし、この様な観点からはなかなか見ることができないと思う。その点では、この著者の力量には感服した。2010/04/11

じょくぼ

3
「残業を強制される職場は『苦痛』だが、残業をする自由を奪う職場は、『罪悪』である。」という一文には、(電車の中)思わず頷きそうに。このご時勢、何を、どうやって守ろうとしているのかを明確に示すことが、国や企業の義務なのかも、と思った。ただ、だからと言ってそれを黙って待っていてよいわけではなく、自分のなかに、きちんとした尺度を持たなくちゃ、と。。。2011/01/01

Shimada Mitsu

1
アメリカ在住の著者による、日本がんばれ本。 いまどき富国もないだろうと思いながらも、愛のある応援が心地よい。2012/06/09

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