内容説明
ミステリについて語り合い、校内で発生した事件を推理するはずの、醍葉学園“推理小説研究部”。だが顧問教師・由利千早は就任早々知ってしまった……。部員・杉野更紗の姉を殺した犯人をはじめとする“悪人の始末”を目論む「裏の部活動」を! 日夜、完全犯罪テクを研究する部員たちは、それを武器に大暴走。由利先生に彼らの正義を止める手立てはあるのか!? そしてそんな彼女たちを命の危機が襲う!! (講談社ノベルス)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
70
完全犯罪研究部その1。少し相関があるTHANATOSシリーズとは違って読みやすくて面白かった。2014/02/01
Bugsy Malone
69
「推理小説研究部」という部活動の裏で、完全犯罪を目論む5人の部員。思わせぶりな文章も、おちゃらけているようで厳しくて切ない展開も、あの愛すべきタナトスシリーズの汀さんならではと。部員たちも、顧問の由利先生も、少しだけ登場するあの死神の眷族も、なんだかとっても愛おしい。大変良かったです。2020/12/05
藤月はな(灯れ松明の火)
32
(毒性がある痛い感想です。危険を感じたら即座に読むのをお止め下さい 汗)この本の登場人物たちの暴走に嘆かわしいまでの自己勝手な正義感と悍ましいまでの自己愛に塗れていた中2病全盛期の小学時代を思い出し、絶叫しそうになった。この本を高校生時代に読んでいても悶絶していただろう。そして覚えのある作家や作品名やキーワードに「これを知っている私って一体・・・・」と落ち込みそうになったorzなんだい!!どうせ、今、一人暮らしだけれどもBL漫画はもっ(以下自粛)2011/04/30
ち~
30
犯人探しを全然しない!なんだ、この教師は!このメチャクチャな決着、アリ!?と思ったけど、最後までよんで、もしかしたら、これはミステリーとして読んだらダメなのか?と気づく。最後の最後はいいラストと言えるか…杉野2号とゆりっぺは好きになれないキャラクターだった。2016/09/03
きゅーま
19
表向きは推理小説研究部だが、実際は完全犯罪研究部として日夜完全犯罪を行うための作戦を練ったり、殺すべき人間の選出をしたりしている変わり者高校生の集まりが顧問の先生を巻き込み繰り広げる青春の暴走! ペットボトルロケットを連打で乱打するシーンが一番かっこよくて好きかな?ゆりっぺ普通に振り回されキャラかと思ったらキレると意外にヤバくて好き。面白かった!そして何気にタナトスシリーズとリンクしてるのですね…真樹くんはもとよりつっきーの登場にチキン肌。つっきー… (´・ω・`)2011/10/24