版画絵本宮沢賢治<br> 注文の多い料理店

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版画絵本宮沢賢治
注文の多い料理店

  • 著者名:宮沢賢治/佐藤国男
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 子どもの未来社(2010/02発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784901330763
  • NDC分類:E

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内容説明

版画だから描きだせる宮沢賢治の世界。子どもたちに賢治とのすばらしい出会いを贈ります。宮沢賢治研究会・赤田秀子氏推薦:「佐藤国男さんはこの物語を格別楽しんで描いたらしい。レストランは猫ハウスだし、インテリアは鏡も、シャンデリアもドアもみな猫、猫、猫……である。都会から来たふたりの紳士は、作者宮沢賢治のユーモアと風刺から生まれ、画家佐藤国男さんによって更にからかわれ、レストランの経営者山猫によって、さんざんな思いをするわけだ。でも、でも、なぜか、ご馳走を逃がした山猫の方に同情を感じてしまいますね。そういえば佐藤画伯の別名は山猫博士でした」
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

扉のこちら側

66
2016年1019冊め。いつ読んでも気になるのはクリーム。絶対これお肌にいいでしょ。いや脂ぎるかもしれないけれど。こちらの本は割と色調が明るいのでおどろおどろしい雰囲気はない。2016/12/01

NAO

61
宮沢賢治誕生日読書。何冊も絵本が出ているが、この版画の雰囲気が好きで。じっくりとその場の状況を考えようとしなかったり、互いに相手の言うことを鵜呑みにしていると大変なことになってしまうという警句のような話。自分たちが置かれている状況を初めて理解しておろおろする人間たちには愚かなおかしさがあるが、ドアの向こうから怖がっている人間を何とか来させようと甘い言葉で誘ったり、愚痴ったりしてあたふたしているヤマネコの手下たちがなんともかわいい。彼ら、やっぱりあとで叱られたんだろうか。2017/08/27

らん

20
山猫軒の屋根の猫顔とその周りにだけ漂う怪しげで幻想的な雰囲気が良い。鏡や所々猫があしらわれたお部屋。そして二人の兵隊がまるで少年のような顔!(個人的に名探偵コナンの光彦をイケイケにしたのと、コナンになりそこなって陽気でかなりふくよかにした感じに見える←あくまでも雰囲気。主観です。)2人の表情の変化も最後まで見応えあり。コック姿の猫、タキシード姿でオシャレなテーブルでワインを嗜む親分猫の絵がオシャレ!でもいかにも楽しみに待ち構えている感じが生々しいかも。絵で怖さが変わったり受ける印象も少し変わるのが面白い。2023/10/28

ヒラP@ehon.gohon

20
宮沢賢治の童話を描いている作家は多いのですが、それぞれにこだわりのある描き方をしています。 そして、同じ原作でありながら、印象がそれぞれに異なる面白さがあります。 この本はスズキコージさんの本と比較する意味で読んでみました。 佐藤国男さんの版画絵は、とても味わいと遊びがあります。 登場する二人の男の表情が、注文の毎に変わっているのが興味深いです。 山猫の子分たちの側からみた光景も、味わいがあります。 迫力というよりも、二人の男の困ったさまを楽しめる絵本でした。2022/02/07

阿呆った(旧・ことうら)

15
小学生の頃読んで、軽くトラウマになった。今読み返すと、また違った気づきがある。2015/08/04

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