内容説明
駐車場に現われた幽霊、愛用の古ダンスの行方、オフィスに座る見知らぬ同僚、人生相談からふりかかる思わぬ災難、満員電車での意外な人間模様、ラッキーナンバーをめぐる争奪戦、街角の署名の落とし穴…。サラリーマン、OL、主婦―平凡な人々の日常が、ふとしたことからガラリと崩れる恐怖。名手が贈る、奇妙な味の傑作短篇ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yasukotta
4
8つの短編を収録しています。どれもおもしろいです。ちなみに、8つの短編のうちの5つの英訳を収録している文庫も講談社から出版されています。一番好きなのは「駐車場から愛をこめて」かもしれません。うーん、でも甲乙つけがたいです。2019/05/16
ペケコ
4
★★★☆☆ ::: 赤川センセの初期の短編集ははずれがない。TVドラマ『世にも奇妙な物語』を観ているよう。ミステリはもちろん、サスペンス、ホラー、ブラック・ユーモア、無常観すら感じさせるほど、バラエティに富んだ作風が詰まっている。サラリーマン、OL、主婦といった、何気ない日常を送る人々が体験する奇妙な物語であり、身近に感じられる作品。2010/04/09
chiro
2
毛嫌い作家の一人ではあるけど、まぁ読めばたいがいどれも面白いんだよな、赤川次郎。さすが大御所だけのことはある。2012/09/23
ひめ茶
0
○2010/03/08