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内容説明
どんな会社でも通用する「20代の働き方」とは? 自己啓発にはしる前に、会社組織の中で会社員として働く意味を、若いうちから正しく理解する。部下を持つ上司世代も必読!
目次
第1章 「やりたいこと」なんて他人が決めてもいい(「お前は何様だ!」と怒鳴られた大学生 社会人の先輩は、若者の「自分探し」が大嫌い ほか)
第2章 仕事とは「来た球を打ち返す」こと(子持ちの彼女はどうやって再就職できたか? 会社に入ることで得られる「四つの報酬」 ほか)
第3章 大切なのは「こんちくしょう」と「やったらええやん」(衝撃のリクルート入社式 なんでコイツと同じ職場なんだ! ほか)
第4章 「仕事がつまらない」のはあなたのせい(あなたの仕事はなんですか? 自分の仕事を定義し直す ほか)
第5章 組織人としての自覚を持つ(「仕事のやりがい」はどこにあるか どんな仕事でも本質は「一対一の関係」 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
270
当たり前の事だけどすごく為になった1冊。組織について行けない人というのは大抵自分のスキルアップにしか関心がなく、周りの人間とコミュニケーションを取ることをバカバカしく感じてる人は結局退職してるなぁと私の周りを見ても感じる。2016/06/27
モッタ
12
★★★☆☆ 元リクルートで「リクナビ」「就職ジャーナル」等の編集長を歴任した前川孝雄さんの著書。「働くことは社会とつながることで自分を知っていく旅だということです」僕はどちらかというと、”旅”というよりも”物語”なのかなーと思う。 前川さんは本書で、「ロマンとそろばん」のそろばんが今の若い人に欠けているということを伝えたかったのだろう。「○○したい」というのもいいが、目の前のことをしっかりしていかないとだめだよということだ。ロマン、そろばん、そしてガマンの3つの”ン”が大切なのだ。2012/09/27
ラテちゃん
9
自営業の両親から、自分の会社でもないのにそこまで必死に働いてどうするの?とよく言われてきたけどその答えがここに書いてあった気がする。強みも欠点も持つ平凡な個人が、自分と異なる強みと欠点を持つこれまた平凡な他者と力を合わせて、非凡なことを成し遂げる。余計だと思うようなことが後にその人の財産となる。その余計なことを思う存分やらせてもらえるのが会社ですね。この著者と飲みに行きたいなあ。2014/06/03
銀雪
6
とても面白く、エッセイを読む感覚で読めた。当たり前のことばかりだけど、自己啓発本などを読んだあとだと新鮮に思えてしまう自分が恐ろしい。さまざまな職業、立場の人物のエピソードを引用していたのもよかった。女性のエピソードが多いのも嬉しい。また、たくさんの本も紹介されていて(しかも分野は多岐にわたっている)参考になる。若手社会人と就活を控えた学生に特におすすめ。著者が、私と同じで落語好きなのにも親近感が湧いた。2010/10/18
Gatsby
6
20代の「働き方」、という帯の言葉を見て、買うかどうか迷ったが、予想以上に参考になった。特に、目的から逆算して仕事を定義しなおすという言葉に、ハッとさせられた。「効率化」は実は非効率、や仕事とは「来た球を打ち返す」など、若い人が意識すれば役に立つ内容が結構あるように思う。2010/03/04