内容説明
阿川弘之「私の履歴書」を中心に、熟成した観察眼と達意の文章。今は亡き、交流のあった文士の先輩作家を語り、101歳の天寿を完うした土屋文明氏から、若くして台湾で散った向田邦子氏を思う。また、第3の新人として、共に同時代を過した吉行淳之介、遠藤周作両氏への別れを綴る名随筆集。
目次
私の履歴書
しくしくししきしけれ
桃の宿
SUNSET,06:39GMT
セント・アイヴス紀行
宇野広津志賀里見〓(とん)瀧井孝作
菊の別れ―網野菊さん追想
葬式鰻
尾崎さんの思い出二つ
百歳の訃〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まひろん
1
佐和子さんの文章を読んでいる時から嫌いで、嫌いなのに本を買ってしまって読んでやっぱり嫌い。2025/04/26
mmaki
1
阿川さんの昔から一貫した主張が好きです。本当に清々しい。「進歩的文化人」が幅を利かしていた時代からずっと、一貫している。104ページの「状況が変われば口をつぐんで一切語らなくなるのが、大声で正義を振りまわす人たちの特質である。」あたりはぜひ朝日新聞さんに読んでいただきたいわ。そしてきちんとした文章の書ける作家の本は読んでいて安心するし、何度も読みたくなるので嬉しい。2015/04/01
鈴木貴博
0
13篇を集めた随筆集。日経連載の「私の履歴書」、筆者の長年の友人である吉行淳之介氏、遠藤周作氏への追悼記などを含む。2025/01/05
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