内容説明
30歳になる千奈は、2年半同棲していた高治に、ある日、別れを切り出した。「嫌いになったわけじゃないの。この生活に飽きたのよ」。本当は、同じ職場で働く、かつての花形営業マンで今は冴えない杉岡と、恋に落ちていた。杉岡も、別居中の妻と離婚して千奈と一緒になろうとするのだが……。秘密と嘘、嫉妬と誤解が交錯する男女4人の恋物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たっきー
11
タイトル通りのストーリー。お互いにパートナーがいる男女の別れ話は当人だけではなく、周りも巻き込むから大変。好き嫌いだけではないごたごたが面倒そうだ。携帯ではなく固定電話で連絡してるところが、昔のストーリーっぽい。(と思ったら1999年に出ていた作品だった)2016/02/02
フリル
4
恋愛って疲れる。2020/06/25
まどか
4
登場人物それぞれがみんな自分勝手だと思ったけど、恋愛に関してはみんなそんなものなのかとも思う。途中から千奈の姉にも絶対何かあると思って読んでいたが、大したことの無い過去だった。高ちゃんと陰で付き合ってるとか、もっとドロドロしたものかと勘ぐってしまった。出だしがいきなり別ればなしで、面白そうと期待していたが、どこかで読んだようなエピソードばかりで少し期待外れだった。細かい描写は素晴らしく、どの場面も服装や様子が目に浮かぶ。相手の些細な動作で恋が冷める瞬間の描写がリアルだった。2018/10/21
yuyu
3
ずっと積読だった一冊。意外とアッサリ読了。タイトルから想像するのとは違って、全体的に消化不良でした。「別れる」って、現実ではもっとパワーがいると思うんですが…。2014/09/04
ポストイット
1
2026年4冊目。藤堂さんの作品は過去に幾つか読んでいたが、今回は深刻になりすぎず、込み入ったものがそこまでもなく、意外性があって面白く読み進めました。別れて欲しいと言われた高治は、激昂するまでもなくなんならスルーしてそのうち結婚に持ち込みたい姿勢。一方の杉岡さんの別居中の美晴は即離婚に応じるも、夫が他の人にとられるのが悔しくなったのか決断を覆す。それなのに泥沼化になるのではなく、なんだか面白い構造に。千奈の美晴対する、友達が欲しいのかな、には思わず賛同。与志子の短くも濃かった恋愛には少し同情してしまう。2026/03/08
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