内容説明
ゴムに塩と砂糖をまぶしたような激しい味の「サルミアッキ」に驚愕、お互い言葉が通じないトラムの運転手さんの親切に涙、怪しいクラブ「地獄」に果敢に挑戦、フィンランドのおふくろの味に舌鼓……。旅好きな俳優が、映画の撮影で滞在したフィンランドの日々をユーモアと愛情たっぷりに綴る、人情味溢れる旅の話。笑えてジンとくる、名エッセイ。
目次
舌の上のフィンランド
これを1リットルください。
路面電車に乗って
スオミ食堂
カンボジアの朝日。ヘルシンキの夕暮れ。
ヤルッコ、ヤッチマイナ!
わたしのそばにいて
夜にもまれる
クラブ「地獄」
芸術家の夜〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
572
オール現地ロケ映画『かもめ食堂』の撮影のために約1ヶ月を過ごした、片桐はいりさんのフィンランド滞在記。当地での撮影の様子や映画製作にまつわる彼我の違い、食から生活文化の諸々まで自由なスタイルで語っている。その語りには片桐はいりさんご本人の姿がありありと見て取れるところはさすがに俳優稼業。何処にいても存在感は抜群だ。彼女はフィンランドでの生活を大いに楽しむのだが、何でも美味しく食べられる性質というのも大いに寄与しているようだ。例えば野性味のあるトナカイの肉のベリーソースかけ。食べてみたいような気もするが。2017/04/27
ミカママ
546
『かもめ食堂』で出会った、はいり女史の衝撃は忘れない。お顔から体型、すべてがごつごつとした印象。しかしその存在感、ガーッと押してくる感じ。それが今日の彼女を造っている。そんな彼女のエッセイ、以前読み友さんにもオススメいただいていたが、今回やっと読めた。なんたる行動力、なんたる文章力。今はただ、彼女にエッセイを書かせてくれた幻冬舎の編集者にお礼を言いたい。そして今までまったく興味のなかったフィンランドという国に初めて訪れてみたい、と思わせてくれたエッセイに感謝。2021/10/03
宵待草
232
『マトカ』とはフィンランド語で『旅』との事、、、北欧好きな私の最も好きなフィンランドが舞台の映画『かもめ食堂』撮影時の、フィンランド滞在記と帰国後に付いても触れられたエッセイです。 女優・片桐はいりさんの何より人柄の良さと、フィンランドへの愛が満載の此のエッセイには、片桐はいりと云う一人の女性の生き方!が語彙の選択もさる事ながら、一番は其の感性の豊かさでとても知的な女性の姿が浮かび上がって居ます。 映画『かもめ食堂』はとてもフィンランドが好きな私のお気に入りの映画ですが 、、、コメントへ続く 2021/11/06
ダリヤ
222
ふぃんらんどで、べりー類を、1ℓ買いしたい。ペチカのあたたかさを、このはだで、たいけんしてみたい。ばらいろにさせながらわらう、ふぃんらんどのひとびとにあいたい。片桐はいりさんがたびしてきたふぃんらんどったら、たのしそうでしかたがない。いつかわたしも、ふぃんらんどへのたびのけいかくをたてたい。2011/11/28
masa@レビューお休み中
187
この本、片桐はいりさんの初エッセイだったんですね。あとがきを読んで知ったのですが、はじめてとは思えない読みやすさと、面白さがいっぱい詰まっているんです。かれこれ、10年近く前に放映された『かもめ食堂』の撮影でのできごとを綴った旅エッセイになります。はいりさんの独特の視点で見た、一ヶ月のフィンランド生活を切り抜いています。面白すぎて本当に実話なの?って確認したくなるような逸話がたくさんでてきます。いやぁ、とにかくすごいです。豪傑で豪快で、この人怖いものなんてないんじゃないかって思ってしまうほどです。(笑)2014/08/07




