文春文庫<br> 世界極悪人大全 - 「野心」と「渇望」と「狂気」の果て

個数:1
紙書籍版価格
¥775
  • 電子書籍
  • Reader

文春文庫
世界極悪人大全 - 「野心」と「渇望」と「狂気」の果て

  • 著者名:桐生操
  • 価格 ¥774(本体¥704)
  • 文藝春秋(2016/05発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167773410
  • NDC分類:280.4

ファイル: /

"Reader"および"Reader"ロゴは、ソニー株式会社の商標です。

内容説明

ドラキュラ公、ピョートル大帝から毛沢東、スターリン、フセイン大統領まで、世界に悪名を残した暴君たち。彼らは欲望を満たすためなら、手段を選ばず国中を処刑場とした…例えば1972年頃マルコス政権下のフィリピンでは、鼠の死骸を口に押し込む、囚人の耳を削いで本人に食べさせる、性器に電気ショックを与えるなどの拷問が日常的に行われていた。その“狂鬼”が目覚めたきっかけは何なのか? 生い立ちから最期まで、極悪人26人の<教科書にのらない世界史>。

目次

1 世界を震撼させた独裁者・暴君たち―近・現代編(毛沢東―残虐な暴力で中国を手中にした強者;スターリン―「大粛清」で国民を制圧した独裁者 ほか)
2 世界を震撼させた独裁者・暴君たち―古代?近世編(ドラキュラ公―串刺し刑を特に好んだ、殺戮の首謀者;カラカラ帝―弟を殺した後も、大量虐殺を続けた悪帝 ほか)
3 世間を騒がせたペテン師たち(ファン・メーヘレン―復讐心でフェルメールの贋作を描いた男;ジョルジュ・サルマナザール―架空の旅行記で巨万の富を得たペテン師 ほか)
4 残虐人間たち(エドモンド・ケンパー―祖父母から母まで殺めた殺人鬼;チャールズ・マンソン―薬物に溺れ狂気的殺人を重ねた悪党 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

61
どのような残虐なことをも辞さない極悪人のエピソードが語られます。国を支配したり、権力を自分のものとするためには人はどこまでも残虐になれることに恐怖を覚えました。心を蝕み、欲望に溺れた結果、極悪人として名を刻むことになったのでしょう。同じ人間とは思えないほどの残虐性に満ちた恐ろしさ。皆何かに苦しみ、怯えていたのかもしれませんが、彼らの残忍性は極端に狂っているとしか言えません。狂気を真っ正面から見たような感じがします。2015/06/01

F

24
独裁者・暴君たち。世間を騒がせたペテン師、そして猟奇殺人を繰り返した残虐人間たち。世界を震撼させた古今の極悪人26人のエピソード集。/毛沢東、スターリン、ヒトラー、ポル・ポト、フセイン、ブラド・ツェペシュ、カラカラ帝などの暴君達。また、世間を欺いた、カリオストロ伯や、新聞王ハーストなどの嘘つき達。最後は残虐な犯罪を起こした現代のサイコ達……。人間存在の極北に迫った極悪人の凶状は正視しがたいものがあるが、その内面に抱える狂気、深い闇は、ごく身近にある、馴染み深いものに思える。なんとも恐ろしく哀しい人間図鑑。2012/02/05

KAZOO

12
題名がすごいのですが、本当に悪いのはこの本の第4章の「残虐人間たち」だけかもしれません。1、2章は独裁者・暴君たちで世界の歴史の方向性によっては、評価が変わったかもしれません。3章も私は極悪人というよりもよくもまあこのようなことを考えた人物だなあと感じました。26名の人物論です。2014/05/06

nonnomarukari(ノンノ〇(仮))

8
同じ人間だと思いたくないほど残虐性に満ちた人間がたくさん詰まった一冊。スターリンとかポルポトとか有名な政治家とかはある程度は知ってはいたが、自分が全く知らない人物もいたので他にもこんなに怖い人いることに愕然とした。2010/11/18

ハナ

7
世の中で極悪人と呼ばれ、残虐と呼ばれた人達は皆苦しんでいた。信じられないような事をしてきた人で、恐ろしいと思うが、極悪人と呼ばれる人たちも同じように何かに怯えていた。それどもやはり彼らの残忍さには驚く。2012/12/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/428437
  • ご注意事項