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内容説明
各地のご当地産品を商品として開発したり、まちそのものの魅力を高めたりする、「地域ブランド」のことが基礎からよくわかる解説書。地方分権が進められるなか、地方が生き残るために、高価格でも消費者に選ばれる付加価値のあるご当地産品の開発が全国で進められています。本書では、京野菜や神戸ワインなど、具体的な地域産品を取り上げながら、地域ブランドについて考察を深めていきます。この本は、大きく理論部分と実証部分に分かれています。理論部分では、コトラーやアーカーら先人の代表的な研究をもとに、ブランディングとマーケティングの基礎知識をひととおり押さえています。実証部分では、地域についての実際のアンケート調査をもとに、まちのイメージと商品開発の可能性についての相関関係について検証します。地域のマーケティング、ブランディングを基礎から学びたい方にぴったりの一冊です。
目次
序章 導入 京野菜が教えてくれるもの
第1章 予習1 コトラー先生に教わる地域マーケティング
第2章 予習2 アーカー先生に学ぶブランドの本質
第3章 復習 あらためて地域ブランドについて
第4章 事例 地域におけるブランド拡張
第5章 仮説 まちの価値を決めるもの
第6章 検証 ふたつの町の調査から
第7章 提言 川に浮かぶ巨大アヒルが大阪を浮上させる!?
第8章 実践 地域ブランドのつくり方(博報堂地ブランドプロジェクト編著『地ブランド』をもとに)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こぶーち
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地域ブランド作りは,異なる立場にある様々な地域民のコンセンサスを経る必要があるところに難しさがある。あんなに人気なのに地元船橋市に無視されるふなっしーが頭に浮かびました。・地域ブランドとまちづくりは一体であるべき。・地域ブランドづくりは内向きになりがちで,顧客満足やマーケティングの観点を忘れ,失敗することも多い。・ライフスタイル存在が市場地域に認知される(○○市といえばこんな雰囲気の街)こと,商品に補完性がある(街のイメージと商品カテゴリーに違和感がない)ことが大事。2013/09/01
安ドゥ
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大手広告会社で、主に地方自治体を顧客に仕事をしてきた筆者が、大学院で地域ブランドマネジメントを学び、得たこと考えたことをそのまま一冊にまとめた本。講義のノートを読んでいるような感覚で、ブランディングの基礎から学べる。2010/05/15
Satoshi Murai
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読んだ2018/04/16