ハーレクイン 未来なき情熱

著者名：キャサリン・スペンサー【著者名】/森島小百合【翻訳者名】

ハーレクイン（2011/10発売）

• ISBN：9784596124630

内容説明

看護師のエミリーは、旅先で負傷したギリシアの裕福な老人に雇われ、アテネにある彼の屋敷に住みこんで世話をすることになった。老人の息子ニコは罪深いほど魅力にあふれた男性だが、父親とはいつも角突き合わせていて、優しさが感じられない。エミリーに対しても、父の財産を狙う女だと疑っている様子だ。あまりの邪推にエミリーは怒りをおぼえた。ところが落雷による停電で屋敷が真っ暗になったとき、触れ合った二人はいつしか唇を重ねていた。その瞬間、エミリーはニコのとりこになってしまった。彼の父から、息子は女性をおもちゃにする男だと言われていたのに。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[糸車]

ヒーローが生まれたときに母親が亡くなり、それを受け入れられない父は息子をないがしろにし、父からの無言の非難を感じ取ったヒーローも父を排除した。うなるほどの富があっても幸せではなかった彼ら。終盤でヒーロー父が危篤に陥り、ようやくお互いに歩み寄り和解出来るようになったあたりからは好みの展開で、そこだけ何度も読み返した。中程のヒーローとヒロインのごたごたは正直どうでもよかった・・・。ヒーローの身勝手さもヒロインの涙もヒーロー父の頑固さもなんだか好きになれない。肝心のロマンスがどうでもいい気になるのって、残念。

2014/01/31

[みろん]

老富豪の在宅看護師と、その息子で私的ボランティア団体を運営する実業家とのロマンス。良いエピソードがあり勢いもあって面白かったけど、強いて言えばまとまりがないと取れるぐらい話が散漫なのが気になった。

2010/03/15

[MOMO]

エミリーちゃんたら、最初はいまどきの積極的な割り切り嬢さんかとおもいきや、なんだ、あの変貌振りは？今にもニコ君の前に身体を投げ出さんばかりの態度をとってたくせに、おまけにわざわざ透け透けの下着まで買って、身に着けてるくせに、いざとなった途端、急に純情ぶるってどうよ？ちょっと聞いてる？このカマトト女！

2010/03/27

[Mari]

★★

2010/02/17

[masukumi]

”The Greek Millionaire's Secret Child"図書館。

2024/01/25