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内容説明
成熟社会の現代、「営業は話術と根性」というやり方はもう通用しない。お客さまは営業がしゃべればしゃべるほど警戒心を強くし、押せば押すほど逃げていく――。かつての成功ルールは、いまや足かせにしかならないのだ。そんな中、むしろ、「しゃべるのが怖い」「人に会いたくない」「お客さんに振り回されたくない」といった、「内気な営業マン」こそが売れているという事実がある。本書の著者はまさに、内気ゆえに「しゃべらない」営業を編み出し、トップ営業マンにまで上り詰めた人物である。その著者が、しゃべらない/押さないほうがむしろ売れるという「科学的」で「お客さまにも喜ばれる」営業手法を解説するのが本書。最低限の手間でアポを取る方法から、なるべくしゃべらずに商談を進める方法、そしてそのためのツールの作り方・使い方まで具体例満載。読んだその日から使える実践的な一冊。
目次
序章 時代は「しゃべらない営業」を求めている
第1章 「しゃべらない」アプローチが顧客の心を開く
第2章 「セールストーク」はもういらない!
第3章 しゃべる代わりに「見せるだけ」!
第4章 人と会わなくても営業はできる!
第5章 「しゃべらない営業」がこれからの主流になる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
生活相談屋
3
まさに目から鱗。もう説得力しかない。これを最初に思い付いた渡瀬さんは、本当のイノベーターと言うしかないだろう。確かに、皆なんとなく感じてたことではある。あの軽薄な営業トークは、やればやるほど逆の効果を生んでいるのではないだろうか?根性論の営業マンって本当に成果を挙げていたのだろうか?結局のところ、営業の極意は「営業しない」ことにあるというパラドックス。そのことを見事なまでのロジックとエビデンスで明快に説明している。この本に救われた営業マンは多分沢山いるんだろうなあ。2019/11/07
かず
3
営業職ではないけれど、「しゃべらなくても、人に受け入れてもらえる方法」を学ぶため、読書。自分、コミュ障なので・・・しかし、60ページほど読んで、途中でやめた。なぜって?それは、「いかに人に信用してもらうか」「受け入れてもらうか」という方法論だったから。私の場合は、そこが問題ではないので・・・逆の視点の本、ないですかね・・・2015/07/22
VooSee
2
先日読んだ質問力につながる話。読む順番が逆だった。しゃべる営業とは、相手のことを考えずに売り込むためのセールストークを話し続ける営業スタイルのこと。そして、しゃべらない営業はその否定で、自分がしゃべらずに相手にしゃべらせる。だから質問が大事。ただ、本書はそれだけでなく、データや資料にしゃべらせる、ホームページにしゃべらせるなど、営業が話す必要ない、かつ、営業が話すより信頼を得れるものについては、そちらに委ねた方がいいよね!という提案をされているところがポイント。2012/05/14
owlman
1
「無駄口」は、聞く側の体力、気力、時間を奪う「会話の押し売り」であり、悪癖である。2014/10/29
けん
1
これはまあその通り。年中客とゴルフしてる営業マンなんかも実は似たような感じなんだと思う。営業してれば基本的に10歳離れてる年上は、年下営業マンの話を聞かないことがわかるので、1分以上の説明は避けるようになるのが普通の営業マンだと思う。2011/09/14