ハーレクイン 冬の二重奏

著者名：ケイト・ハーディ【著者名】/東みなみ【翻訳者名】

ハーレクイン（2011/10発売）

• ISBN：9784596124555

内容説明

休暇明けで病院に久々に出勤した小児科の研修医カトリーナは、新しく赴任してきた顧問医リースと初めて顔を合わせた。リースはとても優秀で患者思いの医師だが、なんとなく彼女に対してよそよそしい。けれどもカトリーナにとっては、そのほうが都合がよかった。彼女は前の病院で知り合った同僚とひどい別れ方をした。あげくの果てに職場を追われた苦い経験があったので、仕事仲間は恋愛の対象外と決めているのだ。だから、リースの笑顔がすてきなことは思い出すまいとした。握手をしたときに、電流のような衝撃を覚えたことも。■ハーレクイン・ディザイアでも活躍中のケイト・ハーディ作品を連続刊行！　今月は「出会いは仮面舞踏会」（Ｒ－２４４５）でセクシーなギリシア人医師と結ばれたマディソンのいとこがヒロインです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[くまた]

子供好きで思いやりのある研修医の主人公とそんな彼女に癒され心を開いていく顧問医のロマンス。紆余曲折のない穏やかで安定した話ですがお互いの心情や医師としての姿勢が解りやすく描かれていて退屈しなかったです。二人とも優秀な上、思いやりも包容力もあって人間性が素晴らしい。今まで読んだHQヒロインでは珍しく独善的な発言をした後に自己反省をする主人公でした（好感度UP）。海外では難聴でも医師免許が取れるんだと興味をひかれて調べたら、いつの間にか日本でも免許が取れる事になっていた♪難聴を免罪符にしないヒロインが見事。

2015/03/31

[oneoeight]

ヒロインに惹かれてるのに過去の出来事から親密な関係になりたくないとムダな抵抗するヒーローと元カレとの破局に傷付いた優しく気立てのいいヒロインとのお話。ロマンスは穏やかでストレスフリー。緩やかに胸キュンでしたo(^-^)o　でもこのお話の核はヒーローが主役の人生再生物語って感じかな～。ヒロインに暴言吐いた元カレがサイテー(｀ε´)度☆５、また読みたい度５０％

2010/03/26

[MOMO]

元恋人の心無い言葉のせいで、心に傷を抱えているカトリーナちゃんですが、基本、ポジティブ思考の心優しい女性です。リース君も、両親と不仲となったことが原因で、他人との間に壁をつくるようになっていますが、優秀で、親切なお医者さんです。そんな二人がリース君の部屋の改装問題を発端に親しくなり、徐々に心を開いていきます。最後にはすべて解決、丸く収まってのハッピーエンドで、ドラマティックな感じはないものの、穏やかな気持ちで最後まで読めたわ・・・

2010/03/04

[みろん]

難聴の障害が原因で恋人に捨てられた研修医と、赴任してきたばかりの顧問医とのロマンス。過去の経験から傷つくことの痛みを知っているふたり。盛り上がるような面白さはないけど、互いを癒そうとする思いやりと雰囲気がいい。

2010/02/15

[Mari]

★★★

2010/02/11