内容説明
本当に怖いのは、自分では考えない普通の人たち。私は、その先に進む・・・・・。
母として、女として、命をつなぐ真理を描いた珠玉の短編小説集。
<目次>
雨の日と月曜日には
野菜組合の最後の女
深くて暗い水
三十分
不完全燃焼、ベビーバギー、そして暴力の萌芽について
日本に生まれて──Born in Japan──
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamakujira
3
「雨の日と月曜日には」「野菜組合の最後の女」「深くて暗い水」「三十分」「不完全燃焼、ベビーバギー、そして暴力の萌芽について」「日本に生まれて」の6編収録。パンダの占い師が先祖崇拝を勧めたり、閉所恐怖症の女が回天搭乗の記憶を呼んだり、多忙な女がバスから降りられなかったり、なんだか変な話ばっかり。美味しそうな料理だと思ったら妙な隠し味で、美味しいんだか不味いんだかわからないうちに皿を取りあげられちゃった感じだな。日常にまぎれたアクシデントを警告するような「三十分」だけがおもしろかった。 (★★★☆☆)2017/01/07
skellig@topsy-turvy
2
動物園を抜け出すパンダ、「野菜組合」の女たちの恐怖、三時間睡眠の女、30分で死ぬ薬、などなど。モチーフと導入部分は面白いのに、どれもふっつり終わってしまう感がある。もう少し捻って、それぞれの世界の奥行きがあればもっと楽しめた気がする。2013/02/22
くうた
1
美術作品に付けるタイトルみたいだな〜それで本格文芸だと思って読み始めたら...「雨の日と月曜日には」はなんとびっくりパンダ登場🐼これがめちゃ良かったんです。いい意味で裏切られちゃって何だか嬉しいな2019/07/08
Shinobi Nao
1
図書館でタイトルが目につき、思わず借りた一冊。 良かった・良くなかった、好き・嫌い、深い・浅い、など感想を表す言葉が思い浮かばない。2014/09/01
Madoka.@書店員復帰を目指し中!
1
全く面白くない。2010/10/23