内容説明
紀元四一〇年。ローマは西ゴート人に占領され無法地帯と化していた。燃え上がる街で付き添いの娘が殺され、ジュリアはパニックに陥った。両親の言いつけどおり、おとなしく屋敷にいればよかった。荒くれた商人たちに乱暴されかかったところへ狼を連れたたくましい男が現れ、助けてくれた。黄金の肌を持つその男の名はウルフリック。次期王の候補だという。だがジュリアがほっとしたのもつかの間、彼の口から思いがけない言葉が飛び出した。「きみはもうわたしのものだ」ウルフリックはそのままジュリアを連れ去り……。■フランセスカ・ショー名義で人気を博したアレンが本作で描くのは古代ローマを舞台に繰り広げられる壮大なロマンス。イギリス摂政時代の貴族とはひと味違った、王の品格をもつヒーローが光ります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちはや
1
ヒロイン・・・苦手なタイプだったわ。こうも意地をはるというか、我が強すぎるというか(強いのはいいが強すぎるのは駄目)。狼のスモークが可愛かった。従順だわ~2011/11/20
みか
0
西ゴート人で時期王の候補であるウルフリック(ヒーロー)とローマ帝国元老院の娘ジュリア(ヒロイン)。ローマを占領したウルフリックは、ジュリアの命を救い、自分の奴隷にするために連れて行く。古代ローマ帝国が舞台なので、血なまぐさいのを想像していたら、全然違いました。西ゴート人達は奴隷を家族のように大切に扱う人達で、ウルフリックもジュリアを大切に扱います。ある意味、ちょっと、物足りなかったかなぁ~。2011/09/21
まるふわ
0
久しぶりのハーレクイン。絶対ハッピーエンドで終わるので安心して読めます。それにしてもちょっと官能小説のようだった…。こんな肉食男子は現代日本には少ないかも。★★★☆☆2011/04/23
くろうさぎ
0
ルイーズ・アレンとフランセスカ・ショーが同一人物だったなんて~~!知りませんでした。ヒロインの母親が嫌です。ヒロイン成長記でしょうかね・・・。どんどんたくましくなっていくヒロインです。いけないと心で思いつつ、自分の思い通りにしてしまうヒーローです。でも、この話で一番印象深いお気に入りは狼のスモークです!!2010/11/19
みろん
0
古代ローマ帝国が舞台のお話。読みなれてない歴史舞台だったけど、慣れるとこれがなかなか面白い時代。高貴なお嬢さまヒロインが家事仕事を覚えて精神的に強くたくましくなっていく展開…。愛人シリーズよりは断然面白かった。ルイーズ・アレンはヒロインが無垢な女性の話のが面白い。未亡人だとどうしてもヒロインが世慣れしすぎるような…(笑)。2010/05/12
-
- 電子書籍
- ただ愛のために 2巻〈愛のサマーヴィル…
-
- 和書
- やさしく学べる経済学
-
- 電子書籍
- 運を呼び込む! 成功している人のスキマ…
-
- 電子書籍
- 資本主義の極意 明治維新から世界恐慌へ…
-
- 電子書籍
- 自選恐怖小説集 人間溶解 角川ホラー文庫