講談社現代新書<br> 「天下り」とは何か

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講談社現代新書
「天下り」とは何か

  • 著者名:中野雅至【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 講談社(2015/03発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062880282

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内容説明

天下りの知られざる全貌がわかる決定版! 天下りははたして根絶できるのか? なぜこんな仕組みが生まれたのか? その歴史的経緯から各省別の特徴と実態、驚愕のケース、現役官僚たちの本音まで、すべてがわかる決定版!

目次

序章 官僚たちの「第二の人生」
第1章 あまねく広がる天下り
第2章 天下りはなぜ発生するのか
第3章 省庁別に見た天下りの実態
第4章 幹部官僚たちの天下り人生
第5章 天下りの弊害
第6章 当世キャリア官僚の本音
第7章 受け入れる側の事情―民間企業・特殊法人・公益法人
第8章 天下りは根絶できるか
終章 建設的な議論のために

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

糜竺(びじく)

15
官僚機構の仕組みについてよく分かった。読みやすいです。天下りが絶体悪みたいにステレオタイプに思い込まない方がいいですね。2020/04/17

Nobu A

7
メディアで時折話題になる「天下り」。否定的な響きだけで上からの一方的な仕事斡旋を共起する。厚生省勤務から大学教員に転職した筆者が脈々と続く雇用慣行を長い歴史の中でどのように変容してきたか説明。誰にどのような利益と弊害が生じるのか、公務員の国際比較をしたり、事例を挙げながら、分かりやすく解説。未だに根絶しない発生要因と「天下り」の合理性を考えると、非常に難しい社会問題。社会の一員として実情を垣間見ることが出来て勉強になった。しかし、全貌を理解するにはもっと勉強が必要。経歴が経歴だけにこの筆者の本は面白い。2017/02/11

sk

5
発生理由から弊害まで、天下りについてはこれ一冊でだいぶ分かる。おすすめ。2020/01/16

テキィ

5
これも、セカンドライフをどうサバイブするかという視点で読みました。2014/02/09

かつばやし

4
天下りというと、いわゆるキャリア官僚と呼ばれる国家公務員に限られた問題かと思っていたが、地方公務員や民間企業からの天下りなどその種類は多様であるらしい。役人が安心して定年まで働ける仕組みと官民の人材が自由に行き来できる社会を作らないことには天下りを根絶することは難しそうである。民間人の立場から考えると天下りは由々しき問題だけれど、自分が公務員の立場であったらと考えるとやはり継続していてほしいシステムであることは間違いない。全体としては、平易な文章で包括的に天下りについて述べており、とても良い本であった。2011/09/08

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