内容説明
高校二年生の木曽は生徒会副会長。なにかと面倒ごとを押しつけられることが多く、校内をかけずりまわっている。そんなある日、うっかり痴漢を捕まえてしまった木曽は、ひと気のないところでそのツレに囲まれる。やばい。ボコられる。背中に冷や汗が浮かぶ。そのとき助けてくれたのはクラスメイトの勝村だった。勝村はいつも授業をさぼっている一匹狼だ。勝村が木曽を助けた見返りは、勉強を教えて欲しい、とのことだった。勝村を見直した木曽。しかしクラスで盗難事件が起こり、いつものように授業をさぼっていた勝村に疑いがかかってしまい…!?※巻末ページのリンク先にはジャンプ出来ませんのでご了承下さい。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
太陽
8
いやぁ、面白かった！テンポがよくて、ところどころでくすりと笑ってしまいました。単発で終わってしまうにはあまりに惜しい登場人物(ちょい役含め)ぜひともシリーズにして欲しいです2011/04/09
U
5
木曽くんのわりと学生っぽいところが好き。カラオケ楽しそうだなあ。勝村はヘタレ純情だったのか……ラストほっとしました。会長いい奴。2014/04/06
ゆきこ
5
図書館でタイトルと表紙だけで手に取ったけど、当たりだった。気軽に楽しく読めた。半分くらい読んでから作者を見たら、「我が家のお稲荷様」の作者だと知り、ちょっとテンションアップ。続きがあってもいいのになぁ。2012/05/26
かみちゅう
4
前半の盗難事件は木曽くんと勝村くんが仲良くなる布石。後半では過去の通り魔事件と、それに関わる様々な事件が起こる。メカ先輩の様な周囲の人間から羨望を集めるような人が、何故あんなに性格がねじまがっているのだろうか？柿田さんは事件とは別に関わりないけど、箸休め的にちょくきょく（主にメールで）でてくるのがいい。後、勝村くんの告白にミチルさんがどう返事を返すのか気になる。2016/01/07
ほくそん
4
相変わらず不意に暴力が混ざるのでいきなり手に汗握ります。そこそこ長めですがさすがというか、ぐいぐい引っ張られてあっという間に読みきれました。美術部二年の彼はやっぱり彼なのですか。とりあえずこのお話の主人公は勝村君で良いですね？(笑)2011/02/16
