メディアワークス文庫<br> 探偵・花咲太郎は閃かない

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メディアワークス文庫
探偵・花咲太郎は閃かない

  • 著者名:入間人間
  • 価格 ¥583(本体¥530)
  • KADOKAWA(2013/10発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784048682220
  • NDC分類:913.6

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内容説明

ぼくの名前は花咲太郎。探偵だ。浮気調査依頼が大事件となる素晴らしい探偵事務所に務め、日々迷子犬を探す仕事に明け暮れている。 ……にもかかわらず、皆さんはぼくの職業が公になるやいなや、期待に目を輝かせて見つめてくる。刹那の閃きで事態を看破する名推理をして、最良の結末を提供してくれるのだろうと。 残念ながらぼくは犬猫専門で、そしてロリコンだ。最愛の美少女・トウキが隣で睨んできてゾクゾクした。悪寒はそれだけじゃない。眼前には、真っ赤に乾いた死体まである。……ぼくに過度な期待は謹んで欲しいんだけどな。これは、『閃かない探偵』ことぼくと、『白桃姫』ことトウキの探偵物語だ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Yobata

43
「期待してるわよ、メータンテー」「推理はショートカットしないとね」犬や猫探し専門のロリコン探偵・花咲太郎と特殊な第六感を持つ少女のトウキ。過度な期待はしないでください。殺人事件の依頼は他をあたってください。これは『閃かない』探偵物語。嵐吹き荒れる山小屋での殺人事件,最近失踪事件が多い中での犬の捜索,探偵事務所のごみ置き場にあった死体,二代目花咲太郎との出会い,殺し屋からの標的探しの依頼の5編。著者名が面白かったので読んでみたら中身も衝撃的だった。犬猫探しが専門,浮気調査が大事件の探偵が主人公。→2010/10/17

さばかん

31
お、おう……。そうだね、えーっと……特に何もなかったというか、状況に流されすぎというか……。っていうかこっちもなかなか物騒ですねぇ……。殺し屋とか……。なんというか、脱力系?探偵物語って感じで。脱力×笑いで脱笑なんてどうでしょう。変な人ばっかりですねぇ……。2012/07/13

とら

31
探偵推理小説。なのに推理ものとも探偵ものとも取れない不思議な話。推理しなくても物語は進展していく。でも時には閃かないという異色さも大事になってくるんだろうね。2011/04/24

miroku

26
推理出来ないロリコン探偵が主人公のミステリと言う着眼点は良いが、緊張感に欠ける。どうもノリの悪い読書に終始した。2015/04/12

眠たい治療家

24
タイトルに惹かれて読んでみると、とんでもなかった。探偵が論理的推理で事件を解明する訳でもなく、ホントあまり閃きません。だからミステリではないんでしょうなぁ。設定自体がミステリや探偵小説を皮肉ったモノで、なんというかシニカルなコメディなのかなぁ。初読でよくわからないけど、著者の作風なのか、主役からしてロリコンと個性的で、他の登場人物も奇異な価値観を持ってる。登場人物の思考・表現が軽妙かつ奇妙で際立っているように感じたけど、著者の頭の中は一体どうなっているのか覗きたくなるような作品・作風。これはこれでスゴイ。2010/03/02

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