内容説明
遠い日、夜の砂丘で青年の目を射た流星の一条の光――遥か西域への憧れを胚胎した井上文学誕生の瞬間を描く「砂丘と私」始め、『天平の甍』『敦煌』『風濤』など歴史小説の名作を点綴、その発想の源泉と想像力を刺激してやまぬ歴史の魅力を語る。『蒼き狼』をめぐり大岡昇平と闘わせた論争への真摯な反論、80歳の作家を駆り立てた『孔子』への情熱――など、井上靖の凛とした詩魂がほとばしる歴史随筆24篇。
目次
1(砂丘と私 安閑天皇の玉碗 戦国時代の女性 ほか)
2(私の敦煌資料 西域のイメージ 敦煌と私 ほか)
3(大和朝廷の故地を訪ねて 「後白河院」の周囲 枯れかじけて寒き ほか)
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