内容説明
●内容紹介
政権交代が実現した今、自民党の政治家がどれだけヒマだかご存知ですか？ 当選回数順、持ち回りで大臣をしてきた人たちは、勉強するということを知りませんから、今はヒマに明かせて毎夜パーティ三昧。政権を奪い返すための政策の勉強などまだまだ、といったところだそうです。そんな政治家の近況からはじまって、政権交代によって政治の世界がどう変わりつつあるのか、を語ります。池上彰さんだからこそ知っている、新聞に掲載されない事実、日本がどう変わっていくのかを、４５分でわかるように、ダイジェスト版にまとめました。
今、自民党政治家はどれだけヒマなのか？／持ち回り大臣の恥ずかしい実態／脱官僚政治、とはどういうことか／退職金の優遇制度は、天下りのため？／官僚は間違えない、という間違い／メディアが報じない八ッ場ダムの実情／羽田のハブ空港化と旧政権のしがらみ／公共工事を止められない理由／政権交代のない国は民主主義度が低い／政権が変わったらギクシャクしてあたりまえ／民主党は情報発信力に問題あり／マスコミは必要以上に懐疑的になっている／私たちはまだ、政権交代に慣れていない
●著者紹介
池上彰（いけがみ・あきら）
ジャーナリスト。ＮＨＫ「週刊こどもニュース」のお父さん役として１１年にわたって活躍。「１４歳からのお金の話」「１４歳からの世界金融危機」「１４歳からの世界恐慌入門」「新型インフルエンザの基礎知識」（以上、マガジンハウス）など、著書多数。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
謙信公
2
政権交代自体は政治に活気が出ていいことだとは思う。しかし、理念や方針もない素人集団に任せるとどうなるか。今(2015年)改めて振り返ってみると、日本という国家を相当貶めたのではないか？マスコミの体たらくは、相変わらず。記者クラブなんてやめてしまえばいい。本当に知りたい記事なんて、今の新聞には、ほとんど載っていない！2015/08/11
まあ
2
アメリカやイギリスナどの先進国は政権交代が当たり前となっている。日本人はそれに慣れていないだけ、政権交代からまだ2年、長い目で見ていかなくてはならないと思った。また、マスコミの報道の在り方も変わっていかなくてはならないという意見にはなるほどと思わされた。2011/02/19
どりたま
1
『45分でわかる！』シリーズは非常にわかりやすいので好きです。この本で3冊目ですが、すべて当たりです。民主党があまりにも脱官僚と言っていたので、関連本を何冊か読んでわかった気になっていましたが、この本で勉強し直しました。基礎の基礎の本は貴重なのでこのシリーズはお勧めです。この本に八ツ場ダムの話があり、テレビによく映るダム付近の橋みたいのものが、ダムを横切る道路だったというのに驚きました。（建設中のダムだと思っていました。ダム本体はまだ着手していなかった。）本当に政治が変わるという気がしてきました。2010/02/17
takasianpride
1
官僚の話はすごくわかりやすかった。他はちょっと内容が薄かった。でもまた次回作に期待。2009/12/14
