内容説明
40億年の生命の歴史のなかで、確かに地球に生息した奇妙な動物総勢113頭、オールカラーで大胆復元。おもしろイラストで見るスペクタクル古代生物史。
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目次
古生代(エオアンドロメダ―管状の腕が8本ある軟体動物 キンベレラ―2本の爪と殻を持った軟体動物 アノマロカリス―カンブリア紀の食物連鎖の頂点に立っていた海の王者 ほか)
中生代(オドントケリス―甲羅が腹側にしかない世界最古のカメ キュネオサウルス―皮膜を張り滑空した最も古いトカゲの1種 ゲロトラックス―全体的に扁平な体をした、2億4800万年前の両生類 ほか)
新生代(アルシノイテリウム―大きな2本の角の内部は空洞で、意外に軽い アンドリューサルクス―これまで地球上に現れた陸生の肉食獣では最大 エオマニス―センザンコウの先祖にあたる生き物 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホークス
51
2009年刊。古生代から現代まで、インパクトのある絶滅動物のカラーイラスト付き解説。絵にひとクセあるけど分かりやすい。カメの甲羅はお腹側からできた。海では下から攻撃されるから。つまり甲羅は海でできたらしい。イルカそっくりの爬虫類である魚竜の最大種は20mに達した。泳ぐ姿を想像すると楽しい。蹄を持って軽快に走るワニなども居た。人間が滅ぼした者も十種ほど載っている。人間の思考力は偶然の産物だが、自らによる大量絶滅を止めれるほどの代物か。苦しみながら石を一つずつ積み上げる感じだけど、諦めるという道は無い。2022/11/26
ジョニーウォーカー
18
奇妙というより、みんなとにかくデカい。体長3mのアルマジロから、体重1トンのネズミ、全長18mの大蛇まで、「ちょっと武器を持っても勝てそうにないな」というモンスター揃いなのだ。それがなぜ絶滅してしまったのかといえば、例えば、新生代に生息した体長2mの陸ガメ「メイオラニア」は、頭に生えたツノが邪魔で甲羅に身を隠せなくなり、敵に狙われやすくなったことが原因とか。なんとも間抜けな理由だが、その特異な容姿にしろ、単にDNAの仕業とも思えない。ひょっとして、神様の設計ミスだったりして…。図書館本。2010/09/05
uD
13
一つひとつの動物に対する記述はやや少なめですが、その分たくさんの種類が紹介されていたという印象です。 シンプルイズベスト!?もしかしたら今までの読んだ図鑑野中で一番見やすかったかもしれません。 とにかく、この本に対して言いたいことはたった一つ! マカイロドゥスがキラーパンサーにしか見えない!!!2018/10/28
斑入り山吹
7
この手の本を読むコツは、最後から読むこと。だって、人間の滅ぼした生き物オンパレードで悲しい気持ちになるのがつらいから。愛を感じるいいイラストです。なぜか水着とかのお姉ちゃんのイラストも。人間が関わるまえになると、急に和んだ気持ちで読める。プリスティチャンプサス(爪の代わりに蹄を持った軽快に走るワニ)が一番怖いな!わたし的には。あと、ベルゼブフォ(でっかいツメガエル)。続も図書館に入れてもらおうっと!2012/07/03
glaciers courtesy
5
タイトルの通り、主に古代の絶滅した生物を紹介している本だが、総じて言えるのは古代の生物はやたらとデカイ。そして過剰な装飾なんじゃないのという角やら牙やらが突出しているものが多い。ということを逆に考えると現代に生きる動物は小じんまりとかつ機能的ということか。生物にとってのメリット・デメリットがいつ反転するかは分からないけど。しかし、時々大きさの比較のために添えられるお姉さんにはどうしても突っ込みたくなるよね。個人的には描かれた女の子たちの、妙に頭よくなさそうな感じなのが(失礼!)、とっても気になる(笑)。2012/06/17