内容説明
欲望と孤独に縁取られた都市に暮らす女たちが、ふとしたきっかけから、殺人事件を招き寄せる。殺意に翻弄される女性心理の内奥にせまる、六篇の傑作短篇推理。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゃさち
4
殺意を自分で持つ女の話ばかりかと思ったら違った。持ったり持たれたりして殺したり殺されたりする。最後の話はかわいそうでした。一つの嘘で殺人と自殺が起きるなんて2016/03/18
カオル
2
約20年前の短編集でところどころ古臭いところもあるけど、扱うテーマは今でも通じるところがある。孤独の密葬のラストが切ない。2014/06/23
かみふうせん
1
独身女性に対する偏見だ❗と言いたいくらいハイミスの心の描写がひどすぎる。寂しくて殺人まで犯す愚かな女性たち。いけないけど、ほっとしたのは殺人環状線。したたか生きる女性の最終的には勝ちで気持ちがスッキリした。いけないのだけど…2018/11/04
Kami
1
怖っ。2013/11/15
ナナオ
1
短編集。ルナルナが理由でうっかり万引きする主婦に代表されるヒステリックで直情的な女性像に、ほんとに単行本の出版年が96年なのか疑問に思った。『人間の証明』は読んだんだが、もういいや・・・。2012/04/17