目次
第1章 「南京大虐殺」のまぼろし(殺人ゲームは平時か戦時か;事実が変貌する過程 ほか)
第2章 向井少尉はなぜ殺されたか(東京―三月十五日;送られてきた上申書 ほか)
第3章 南京への道(安藤大将の自殺;「勇士」の虚像と実像 ほか)
第4章 南京・昭和十二年十二月(語られない「なぜ?」;元従軍記者たちを求めて ほか)
第5章 そこで中島師団はなにをしたか(南京へ怒涛のごとく;三十五年の歳月 ほか)
著者等紹介
鈴木明[スズキアキラ]
1929年、東京に生まれる。1955年より民間放送局に勤務。1973年に『「南京大虐殺」のまぼろし』で第4回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。2003年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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遥かなる想い
176
第4回(1973年)大宅壮一ノンフィクション賞。 昭和12年の日本軍による南京大虐殺の 真実を追う作品である。 同時代ニュースがほとんどない中、 丹念に真実を探る… 「百人斬り競争」は本当にあったのか? 残された遺族への丹念な取材の結果、見えて きたものは何だったのか? 真実はいまだ闇の中だが、イメージ先行の 怖さを垣間見た思いがする、本だった。2017/09/20
turutaka
1
極端なライトポジションでは無いところから、南京大虐殺という事件を成り立たたせようとした際の不合理な点を分解していく。まぁ現実的に戦争につきものの犯罪行為はあったのだろうが、それが30万人という単位にはならんよなぁと。 中共のプロパガンダに使われ、戦後日本の抱える後ろめたさがそれを肯定してしまった感はある。 もっと冷静にもっと科学的に考えないとな。2023/09/30
OMO
1
面白さ:○ 興味:○ 読みやすさ:○ 新鮮さ:○ 文学的云々:×2022/04/07
ホンドテン
0
図書館で、大宅ノンフィンクション賞作コーナーにあったので(73,文藝文春版のほう)そこから抜く。2022/02/12
シンチャイナ
0
犠牲者30万人? 100人切り等、真実と思っていたが?この本を読んで、もう一度、考え直す必要性を感じた。 2021/08/29