監獄ベースボール - 知られざる北の野球史

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監獄ベースボール - 知られざる北の野球史

  • 著者名:成田智志
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 亜璃西社(2009/11発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784900541832
  • NDC分類:913.6

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内容説明

【「サムライジャパン野球文学賞」2010特別賞受賞作】明治期の北海道で、囚人たちがベースボールを楽しんでいた…! その信じがたい史実を基に、綿密な取材と大胆な解釈で描いた、異色の歴史小説が誕生しました◇明治中期、北海道開拓のために作られた監獄「集治監」。そこに全国各地から送り込まれた囚人たちは、石炭採掘など過酷な労役に苦しんでいた◇そんな中、監獄所長の大井上輝前は、アメリカ留学で出会ったベースボールとキリスト教を囚人教化に採り入れ、監獄の改良を志す◇北海道開拓という国策の犠牲となった囚人たちと、彼らに希望の光を与えた大井上典獄の半生をドラマチックに描いた、知られざるもうひとつの“フィールド・オブ・ドリームス”。
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

taku

21
明治の北海道開拓。多くの囚人たちが過剰な労役で命を落とした事は知られているが、集治監でベースボールが発達していたことはあまり知られていないと思う。無邪気に白球を追う囚人たち。監獄球場の熱戦。そんなことが確かにあったのだろう。人道を唱え、囚人教化のためにベースボールを採り入れた典獄を中心に描く、北海道史の、北のベースボール史の物語。史実を想像力で支えた創作部分もよい。読んでよかった。私にも囚徒たちの歓声が聞こえた気がする。野球はいいな。2018/11/18

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