内容説明
老朽化した場末のバッティングセンター。経営するスーパーの粉飾決算で服役し、妻子と別れた流転の果てに、崎見邦彦はここに落ち着いた。明美という心のやすらぎも得た。だが一本の電話がその平穏を破った。服役時代の仲間・幸太郎に呼びだされ銀座のバーに向かった崎見を待っていたものは…。※巻末ページのリンク先にはジャンプ出来ませんのでご了承下さい。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tetsu
6
★3 寂れたバッティングセンターのオーナーの話。バッティングセンターの客、オーナーの過去のしがらみなどが、複雑に絡み合い、枯れていた日常が徐々に変わっていく。素人探偵の活躍などで徐々に土地買収の背景が明らかになってゆく緻密なストーリー展開は藤田宜永らしい。2013/10/16
ろーれる
4
ただの寂れたバッティングセンターのおやじの話だが、そこで関わる人々たち、そして主人公の過去。そこには簡単にわからない人生がある。人間の人生は無駄に思える事が多いが、でも、それもが人生だ!2013/09/12
☆コ。
3
時代に取り残されたバッティングセンターに関わる人達の話。 変化を望まないが、現状ゎ変わりつつあり…… 要り組みすぎな感じゎあるけど、テンポ良く読めた。2015/02/09
だくだく
3
バッティングセンターの表紙に惹かれて読んでみました。リーダビリティが良いので、すいすい読めましたが、「ふ〜ん、なるほど」で終わってしまいました。決して面白くないわけではないのだけど。2014/11/20
若葉
3
長かったです。苦痛ではなかったのですが、面白かったと言えば嘘になる、そんな感じでした。