内容説明
連日、どこかのレストランがテレビや雑誌で絶賛されている。しかし言うほど素晴らしい店がどれだけあるのか――。頭の中は金儲けばかりの「性格の悪い料理人」、メディアと店の癒着、問題だらけの『ミシュラン』……、今まで誰も語らなかった弊害を、辛口評論家が暴露。「客をなめ切った高圧的な店」「大間の鮪はそんなにない」など、業界を敵に回してでも伝えたい、グルメの「不都合な真実」。もう外食で外しません!
目次
第1章 痩せこけた日本のフード・ジャーナリズム
第2章 グルメ界の罪と罰
第3章 飲食店業界の常識・非常識
第4章 悪いのは店ばかりじゃない
第5章 日本に根付かない、ミシュラン・ガイド
第6章 ならば、良い飲食店の条件とは?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
18
頷ける話が多かったです。マスコミで著名になった料理人の店に行ったことがありますが美味しいと思えませんでした。また店主が蘊蓄を言ったり、常連客ばかりの店も二度と行きません。自分の好みの店を探して行くのがやはりいいのだなと改めて感じました。2023/12/11
ごへいもち
16
なるほどと思うことが多いが文章に品位が感じられない。言っていることはまともなので、あまりにも感情的なのが残念。こんな高価な外食はしないからあまり腹も立たないが、一生懸命になっているんだなぁと2012/01/03
shigoro
7
確かにただで食べさせてもらったら、悪く書けないし、テレビなんかは広告代理店を通してたりするから信用も出来ない。著者が言ってることは正論であり、正しいクルメライターの姿なんだろうけど、そこまで正確にメディアのグルメ評価を皆が期待し求めているかどうかはあやしいと思うけど。手堅い人は、ネットなんかで検索して、一般のクチコミ評を見てから、食べに行ったりするだろうしね。 2011/11/11
ちゃありぃ
6
何が重要かっていうと、色々な情報に流されずにフラットな視点で食事をいただく事だと思う。2013/11/05
Humbaba
5
マスコミによって宣伝される。それは確かに客足を伸ばすためには有効な手段である。ただし、その効果はそれほど長続きしてはくれない。客足が一時的に伸びたことによって今まで来てくれていた常連客の足が遠のいてしまったとすれば、結果的にはマイナスになるということも起こりえる。2013/12/06