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内容説明
地中海の中央にあるシチリアは、古くから多くの民族が支配し、様々な文化を育んできた。本書は古代から現代にいたる歴史上の興味深いエピソード、人物に光をあてた歴史読み物である。
目次
最古の先住民シカニ族の王コカロス
風の神アイオロスの島
フェニキア人の基地、モツィア島
シラクーサ発祥の地、オルティージャ島
エンペドクレスを生んだ町アクラガス
山々に抱かれたセジェスタ、海に臨むセリヌンテ
シラクーサ王国、アルキメデスとともに滅ぶ
ローマの穀倉にて奴隷が蜂起する
森の中に埋もれていたローマ時代末期の豪邸
イスラム教徒のシチリア侵攻と征服
ノルマンのシチリア大伯
シチリア伯領から地中海王国へ
ノルマン君主の営んだ離宮と大聖堂
パレルモのカテドラルに眠るフェデリーコ二世
ヴェスプリ・シチリアーニ(シチリアの晩祷)
バロック建築撩乱の時代
ガリバルディと千人隊
統一後の反乱、セッテ・エメッゾ
アーチ・トレッツァにて思う
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まーくん
89
シチリア通史。長く複雑な歴史。今は、北イタリアに比べ、辺境の印象が無きにしもあらずだが…。古代地中海の歴史の中では文明の交差点のような位置にあり、各地からの侵入者の眼を引く存在。これら侵入者によりシチリアは地中海文明の中心をなす存在になったり、属国となり搾取されてきた。本書の書き出しも遠く紀元前1300年頃からで、『オデュッセイア』にもその呼称が現れるというシカニアから。フェニキア人が来て、ギリシャ人が来て、ローマ人、イスラム教徒、ノルマン人そしてフェデリーコ2世。この辺でも、まだ中世1200年頃。⇒2026/02/23
feodor
2
シチリア島について、エピソードや人物にスポットをあてながら、都市の話中心に触れていく歴史紀行。割合と通史的にシチリアの歴史を扱っているので、シチリア島という島が古代からギリシア、フェニキア、ローマとの関わりを持ち、そして中世にはノルマン、イスラムの侵略を受け、アンジュー帝国の一部となったり、アラゴン海洋帝国の一部となったりしつつ、近代にはハプスブルク帝国、ついでブルボン帝国の一部となる。リソルジメントの中でイタリアに組み込まれつつ、しかし中央政府との文化的違いなどもあり独立・分離傾向を持ったまま現代にいた2010/02/04
葛湯
1
シチリアの歴史とその遺産について。 難しめ。シチリア史の知識がほとんどない状態で読んだが、細かな部分まで理解できなかった。 古代から時代を追う形で章が分かれているので、シチリアの歴史を通史的に学びたい人にはよいと思う。2020/03/01
Daiji
1
旅行にあたって読んだ.紀元前からニューシネマパラダイスに至るまでをザザーッと記載して網羅的.シチリアがいかに様々な勢力の中でもまれてきたかということはよくよく分かる.2015/08/16
ちびび
1
複雑な歴史がわりと分かりやすくまとめられていて、持ち運びしやすいサイズなので旅のお供にいいかも。シチリア行くときに読んでおかなかったことが悔やまれる。パレルモとモンレアーレという、とても近い場所それぞれに豪華な教会のある理由やシラクーサの栄枯盛衰とか興味深いし、泊まったホテルが歴史的の一場面に登場していたのも楽しい驚きだ。チェファルーをはじめとして、この本にの中でまだ訪れていない場所も多いからこれはまたシチリアに行けということかな。2014/02/20




