atプラス 〈02〉 - 思想と活動

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atプラス 〈02〉 - 思想と活動

  • 著者名:atプラス編集部
  • 価格 ¥1,144(本体¥1,040)
  • 太田出版(2009/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784778311971

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内容説明

[特集1 21世紀の市民社会――新しい共同性の論理]

21世紀の市民社会がそなえる、あたらしい自由な共同性とは何か、貨幣的尺度だけではなく、共同性を保証する経済学とは何か、市民社会のコミュニケーションを支える「公共のことば」とは何かを問う。
●対談 見田宗介+大澤真幸
名づけられない革命をめぐって――新しい共同性の論理
●アマルティア・セン
Capitalism Beyond the Crisis
危機を越える資本主義
●吉原直毅
ヒューマン・セキュリティに関する厚生経済学からのアプローチの可能性
●対談 大塚英志+鶴見太郎
柳田國男の市民――「郷土」から「パブリック」へ
●立岩真也
これからのことについて――「市民社会」の使われ方

[特集2 柄谷行人と世界史]
ポストモダン思潮の歴史的シニシズムに抗して、『トランスクリティーク』や『「世界共和国」へ』などの著作を通して「理念の再建」「実践(道徳)的なものの再建」を探求してきた柄谷行人氏の思想的営為の特集。トルコにおいて柄谷理論がどう受け止められているかについてもレポートする。

●柄谷行人インタビュー
「トランスクリティーク」をめぐって 聞き手/アフメット・オズ
●イナン・オネル
回帰する主体:プロレタリアート――柄谷行人イスタンブル講演の意義

●連載 柄谷行人『世界共和国へ』に関するノート 13
社会主義と共同組合
[コラム]
・辻村英之
コーヒー・スタディツアーの意義
・田中秀臣
Review of the Previous Issue
資本主義の限界と経済学の限界、それがわかる人わからない人

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小鈴

3
見田×大澤「名づけられない革命をめぐってー新しい共同性の論理」。副題にあるように不可避のグローバル化が進む中で共同性とはどのように有り得るのか、社会の形式の可能性の根源について語られていて非常に興味深い論考。但し、前半はゲマインシャフト/ゲゼルシャフトの関係について語られているが、後半とくにダライ・ラマの話から集列体から連合体へ移行する社会形式の話について語られているので、その点は注意して読もう。後半は特に興味深い。大澤のダライ・ラマの事例から、見田が古代アテネの事例に平和問題とデモクラシーの問題が理論的2010/01/07

mittsko

0
すんごく良かった!評判にたがわぬ出来!おすすめの一冊です2010/04/26

yamikin

0
マルクス語らせたら柄谷行人は生き生きしていてとてもよい。センの議論はよい復習。開かれた民主主義が経済発展の近道。見田+大澤は言葉いじりの空中戦的印象が強い。その対極にあるのが吉原論文じゃなかろうか。このシリーズは全体的に経済に関する論考が優れている気がする。2009/12/07

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