内容説明
シュルベル王国の小さな農村で育った少女リディア。ある日、村に他領の騎士が乗り込んでくる。リディアは主家の継承者の証を持っていて、自分たちは迎えにきたというのだが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
合縁奇縁
60
シュルベル王国の小さな農村で育った少女リディア。ある日、村に他領の騎士が乗り込んでくる。リディアは主家の継承者の証を持っていて、自分たちは迎えにきたというのだが……。右腕に現れた『痣』は主家の継承者の証。そのせいで庶民のリディアが突然貴族に担ぎあげられて、敵に狙われたり政治的な陰謀に巻き込まれたり苦労をしつつ立派な貴族になっていくという王道中世ファンタジー。国王の元に公爵が四人いる。公爵は、先代がなくなったら一族の誰かに紋章が浮き出て跡継ぎが決まり、公爵には契約した騎士がいる。彼女の意見で戦争するか2022/04/16
kohaku
9
王道異世界ファンタジー。展開が早くさくっと読み終わりました。続きがもの凄く気になる!ただ、展開が早いのは読みやすくて良いのですが人が多すぎて整理できない。登場人物紹介欄もありますが、結構乗っていない人も多いのでそこが少し不満。イラストも好みですし、紋章の謎や3人の騎士、領主としての責務、他国との戦争や陰謀が気になるところ。そしてどうオズがどう関わるのかが楽しみ。2010/06/13
ダージリン
8
テンポの良いストーリーに目が離せません!オズに興味しんしんです。2009/11/17
ミツル
7
再読。王道的ファンタジーといって良い作品なのかな。ごく普通の平凡な娘であるリディアの腕に痣が出来たことから全てが始まる。騎士団の迎えは確かに不自然かなー。いくらなんでも手荒すぎる。リディアがアルノーとドナに育てられた理由や本当の両親について、彼女の幼い頃の記憶がない理由もまだわからないまま。そしてオズの正体も。次巻から展開が動くそうなのでさくっと読もうと思います。2012/09/22
儚
5
長閑な農村で平凡に育った少女リディアは、急に腕に現れた痣のような紋章を、心配かけまいと誰にも秘密にしていた。平穏な生活を送るリディアだったが、ある日突然やってきた騎士団によって、親子バラバラにされ、無残にも母を殺されてしまう。だが彼らはリディアに対し、遜った態度をとる。自分はただの農民の娘でしかないという主張は、紋章が現れた以上は貴族の中でも四指に入る公爵家当主になるしかないと一蹴される。平穏を奪われた怒りや悲しみは周囲への反発へと変わるものの、リディアは前を向いて歩み始める。って凄いところで続くんかい!2022/06/14