内容説明
生活雑器を作る職人だった陶工たちが努力を重ねて陶芸家として成長し、人間国宝になっていく姿。父親とともに陶芸家たちを見守ってきた著者が時代背景とともに振り返る、等身大の近現代陶芸史。※本書は、二千年、晶文社より刊行された『器・魯山人おじさんに学んだこと』を加筆修正し、改題して文庫化したものです。
目次
父は陶器屋の親父さん―古陶磁再現にわいた時代(染付の器 父の修業時代 魯山人との出会い ワグネルの新しい技術 ほか)
かばん持ちからの独立―戦後の新しい陶芸界(戦後の混乱 青い目の器好き 走泥社と八木一夫 はじめての人間国宝 ほか)