内容説明
開眼手術を受けた先天性視覚障害者による、“見る”ための学習過程の観察を通じ視覚の発生を分析した研究報告。手術前後における空間と形態の把握や、視覚学習に関する他に類をみない資料が完成した。欧米の古典ならびに近刊の著作の邦訳書全10巻からなる「現代基礎心理学選書」シリーズ第2巻。
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目次
第1部 開眼手術前の空間把握に関する事例報告の分析(触覚印象の意味 白内障による失明者の保有視覚と空間意識 聴覚により与えられる空間性)
第2部 手術後における視空間の獲得(形の視知覚―初期の行動 視覚活用の発展 形態知覚そのものの発展 学習過程に影響を与える特別な諸要因 絵の内容理解)
付録論文