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内容説明
心の幸福はどうすれば得られるのか――。平明に書かれているにもかかわらず、仏教の中心問題が描かれている仏教童話から、その隠された意味を探り、人間の心のあり方を考える。
目次
第1章 人生は苦である―仏教説話『香の火』『苦しみの器』を読む
第2章 世界をどう見るか―花岡大学『ぞうとはどのようなものか』『すなのしろ』を読む
第3章 苦しみから逃れるためになすべきこと―仏教説話『毒矢の例え』を読む
第4章 無限のつながりが今の私である―花岡大学『美しい眼の王子』を読む
第5章 他人を思う心の大切さ―花岡大学『アマリリスのようなおんなの子』を読む
第6章 誰でも良い心を持っている―新美南吉『手袋を買いに』を読む
第7章 人は何のために生きるのか―新美南吉『ごん狐』・芥川龍之介『蜘蛛の糸』を読む
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山岡志紀
4
仏教の思想に触れたくて読了。因果や八正道といった思想は触れられたけど、触れれば触れるほど自分からは遠い世界だと思ってしまった。そうした気持ちを俯瞰するのが第一歩。2020/01/25
fuwa
3
留学生を対象にした講義を共に受講したような読後感。著者の実践等から、自らを見詰める仏教的手法が綴られており、参考になる。『蜘蛛の糸』のお釈迦様の「浅ましいとは考えないだろう」―私もそう思う。芥川もそう思えていたら、自死せずに済んだのかもしれない。全ての存在は赦されている。2023/06/01
とろろ
2
仏教童話として「手袋を買いに」「ごん狐」が紹介されているのが面白い。久しぶりに絵本を読みたくなりました。第二章 世界をどう見るか、の「図1は何に見えますか?」という授業の質問から「ぞうとは どのようなものか」「すなのしろ」と繋げ、無常の説明へ入っていくところが良かった。コンパクトでわかりやすくて、新書として良い本ではないでしょうか。2012/12/13
にゃん
2
仏教童話をもとに、仏教の四苦八苦と、その乗り越え方ががわかりやすく解説されています。ちょうど、四苦のひとつである、求不得苦(得られないものを求める苦しみ)にとらわれていた私はこの本をスタバで読みながら大泣。そのあとさっぱりしました。この世は苦でみちあふれているけれども、それは自分だけではないんだと、不思議に力がわきます。2010/07/05
わーいわーい
1
私の心に一番響いたのは、「敵は宝である」「赦す」ということ。この世は苦しみだらけなので、この本を読んで心穏やかになれた。苦しみにすら気づいていないということを読んで目から鱗であった。そうかもしれぬ。「ごん狐」はいつ読んでも熱い何かが強く心に残る。2018/04/30
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