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内容説明
より安くより優れた製品をつくるという合理的戦略をとっているにもかかわらず淘汰されてしまう「戦略の不条理」。そこから抜け出すための多元的アプローチを軍事思想から学ぶ。
目次
第1章 旧陸軍将校・山本七平と孫子の思想
第2章 「戦略の不条理」発生のメカニズム
第3章 クラウゼヴィッツと物理的世界の戦略論
第4章 リデル・ハートと心理的世界の戦略論
第5章 ロンメルと知性的世界の戦略論
第6章 「戦略の不条理」回避のメカニズム
第7章 新しい戦略の哲学―「戦略のキュビズム」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ただの晴れ女
10
戦略とは何か、軍事学の入門って感じ。①物理的②心理的③知性の3累計が面白かった。①力でガンガン殴る(選択と集中も、より力でガンガン殴れるほうがすき、みたいな)わりと惹かれる考え方。笑②日本軍が第2次世界大戦で負けたのは精神論一辺倒だから〜精神論は悪ではなくて、戦略のひとつって考え方が新鮮だった!精神論は根絶しろとさえ思っているから…。③私が思うthe戦略ってこれだこれ!戦車を装ってただの車に発煙装置をつけた話が好き。(敵は戦力を過大に見積もる)ダミーの防犯カメラみたいなものか。2020/07/28
羊山羊
9
面白い1冊だったけど、何かこう狐につままれたような感覚の残る本だ。ハート、クラウゼウィッツ等の実戦家、理論家の功績を分かりやすくまとめた本としては良くて、本の前半はとてもいいが、経営に関する話が若干おざなり。戦略家編とビジネス編を分けて作ってほしかった。間接ー直接アプローチや物量作戦の話は面白い。話題のブルーオーシャンも結局相手の物量から逃げるのみで、物理的世界の一元的な鋳型から抜け出せているわけではない、もっと大きな大戦略が必要という指摘は成程面白い。割と気付きも多い本だった。2019/06/23
Thinking_sketch_book
8
★★★★★ 行動経済学と戦略本を探していたらこの本に行き着きました。物質的だけでなく、心理面だけでなく、知性も考える心技体のような戦略本でした。実務に生きるという意味では具体的な記述が少ないのですが刺激になる本でした。2015/05/07
雨巫女
8
何事にも戦略は、不可欠。「物理」「心理」「知性」がキーワード。軍事戦略が、平和利用される事を望む。2010/08/07
Meistersinger
7
精々が経営行動学の動向を紹介しての軍事と絡めた戦略論かと思ってたら、嬉しい誤算。物理的・心理的・知性的の三段階に分かれた(知性が最上位の)戦略論というのはもの凄く興奮させられる(この「三層構造」って、他にも使えそうだなぁ)。2010/02/17
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