中公文庫<br> 武士くずれ 松本清張歴史短篇選

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中公文庫
武士くずれ 松本清張歴史短篇選

  • 著者名:松本清張【著】
  • 価格 ¥544(本体¥495)
  • 中央公論新社(2012/11発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/27)
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  • ISBN:9784122051997

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内容説明

人心把握に長けた老将・家康に絡めて人間心理の内奥を描く「武将不信」「転変」「二すじの道」。浪人のかなしみを描く「武士くずれ」。歴史小説でデビューを飾った松本清張による、傑作時代短篇四篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みずたま

29
家康が絡んだ短編4編。家康が怖すぎます。でも「真田丸」の“内野”家康のイメージが強く、想像してしまって時折ププッ(*´艸`*)となってしまうところも(笑)。2016/02/12

とめきち

9
転変:成功者が奈落の底に落ちる話。福島正則は石田三成の討伐に貢献したとして家康から破格の恩賞を受ける。この喜びを京に居る息子に伝えるため遣いを送ったのが不幸の始まりだった…。←歴史に詳しくなくてもスッと入っていける冒頭。人間は他人の不幸に快感を覚え、不幸になる人間が自分より地位が高ければ高いほど快感が高まる。それが人間の業なのだ(細谷正充氏)←認めたくないが成功者の正則の不幸が読みたくてどんどんページを繰った。『霧の旗』の大塚弁護士は、明らかに逆恨みされている立場なのに桐子を応援しちゃうのも人間の業💦2025/07/18

ながのゆうこ

8
歴史上の人物が短い話の中に性格色濃く描かれているので頭に残りやすいし起承転結がはっきりしているので読みやすい。四篇のうち3篇は家康が出てくるが、遠方の大名のことをもよく掌握しており大物家康の不興を買わないように気を遣う大名の姿がわかっておもしろい。それにしても簡単に切腹する世の中・・2018/03/22

マカロニ マカロン

7
個人の感想です:B。図書館で借りて、古い本だから変色しているのかと思ったら、読メの本の画像を見て、カバー右上の焼け焦げのようなのはデザインなのだと判明。1954年ころの雑誌掲載の歴史短篇小説。家康にまつわる人物の話で、家康の力が強大ゆえにその影におびえ、不必要な、不用意な行為を起こしてしまい、道を踏み外していく武将、武士たちの話。心理描写が巧みで、清張さん初期の作品らしいが、味わい深く、オチも鮮やかだった。徳川の世になり戦国時代が終わったが、まだ武士たちの心には武道が根強い時代で、それゆえの潔さも感じた。2016/10/25

喪中の雨巫女。

7
《母‐図書館》【再読】しかし、家康は、怖いなあ。2011/12/06

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