内容説明
極限の環境といえる「乾燥」「高温」「極寒」「高山」の各地域に生息するいきものたちを紹介した『図鑑』です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ポン
19
砂漠、熱帯、極寒、高山の極限地帯に生きる動物や昆虫、植物たちは個性的な生態ばかり。血中にトレハロースを生成することで、乾燥で干物状になり何ヶ月も呼吸が止まってしまっても死なず、再び水分を吸収すると甦る昆虫や卵がある。極限地帯に住み暮らすメリットは競争相手が少ないこと。砂漠を駆け回るヒラタカナヘビは手足の熱を冷ます姿が実に愛くるしい。子ども向けだが大変楽しめた。2022/05/31
ジュースの素
9
児童書にしておくには勿体ない。素晴らしい内容だ。動植物が地球上の過酷な環境でどのようにして身を護って子孫を育むのかを丁寧に解説する。そこまでするならもっと雨の降る場所に来たら?と言いたくなる。(笑) カバの足跡に溜まる雨水にさえ魚が泳ぐ不思議は以前からナゾだった。こういう事なのか。凄いなぁ・・・。2018/07/06
150betty
0
(☆3)人間にかぎらず、極限に生きてると生き物も変なことになるんだなというのは感じる。酸素が水中に豊富にあるから肺が無くなったサンショウウオやら、他の生き物が活動しない砂漠の一番暑い時間帯に活動するアリやら。自分が知らない話は調べようがないので、珍しい生態の知らない話がひとつでもあると個人的には収穫になります。ただちょっと値段は高いかな・・・。2014/08/23
ウンティ@十五夜の読書会
0
この手の本結構好き2012/11/05
とりぞう
0
びっくりするくらいつまらなかった。見開きで1つの生物という制約もあって、書かれている内容が全くものたりない。「摩訶ふしぎ」さがほとんどうまく書けていないように感じる。扱っている生物も、多少興味のある人なら知っているものばかり。挿入されている図版がすべてイラストだというのもちょっと不満。個人的に書籍の値段は気にしないけれど、この厚さ・サイズで1800円というのに不満を感じる人も多いと思う。2010/10/30