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内容説明
娘に売春をさせる母親、成績を注意されて親を殺す子供……日本人はなぜここまで壊れたのか。「非社会性の心理」と呼ぶべきものが日本中に蔓延している。果たして処方箋はあるのか? 著者、渾身の日本人論。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
36
非社会性と言うのは、一口に言えば「ふさわしさ」がないことである。悩んでいる人と半世紀にわたって接してきて、つくづく感じることがある。それは悩んでいる人は人間関係の距離感が理解できていないと言うことである。例えば深刻に悩んでいる人は、見知らぬ人に長い手紙を書く。長い手紙は、見知らぬ人に書く手紙としてはふさわしくない。悩んでいる人は、人間関係の距離感が分からない。今、日本の親たちは、人間の成長に合わせてルールをきちんと子どもに教えられなくなった。それぞれの家で「自分の家のしきたり」がなくなってきた。2020/02/01
mym
3
非社会性という特徴が最近はよく見られる。これは、社会性を持たず、また反社会性とも異なる。非社会性という概念には納得できるし、自分もおそらく非社会的寄りな人間であるだろう。ただ、本文の論調が「社会的であれ、常識をわきまえろ、それが普通なんだよ」というような具合で、結局は自分の常識は世間の常識、これを守るのが健全な姿だ、と言っているようにしか聞こえない。「心理学」というより説教。2010/02/17
もと
1
分からないから、分からない。 2019/10/13
Humbaba
1
TPOをわきまえた行動を行うのが社会的な生き物に求められている。しかし、その常識はすこしずつ崩れているのかもしれない。2010/02/16
白ねこ師匠
0
[★★/▲]その場に相応しい行動や考え方が出来ない、或いは社会的に当然の感覚を持ち合わせない、「非社会的」な人々に関する考察。「戦後無理をし過ぎたせいで経済優先の社会に人の心が染まり、人との繋がり(=社会性)が希薄化した」など共感できる部分が多いが、適切か疑問な例えや奇妙な断定的文体、時々現れる極端過ぎる解釈など、本筋以外で気になる箇所が多々あり、何か残念。2015/09/16
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