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内容説明
昭和の大衆落語芸人として名高い五代目古今亭志ん生。「火焔太鼓」「替り目」など十八番として知られる演目は多い。東宝名人会と寄席との対立、敗戦、レコードからラジオ、そしてテレビへと変化するメディア。「激動の昭和」をもろともせず、自由に、そしてしたたかに客を魅了する落語を追求し続け、進化していった芸人の生き様を活写する。貴重なホール落語・放送出演記録収録。
目次
第1章 なめくじ長屋(震災まで;二足のわらじ ほか)
第2章 「火焔太鼓」(三名人競演と「火焔太鼓」;全国放送と雑誌の速記 ほか)
第3章 ああ、満州(古今亭志ん生襲名;禁演落語 ほか)
第4章 「お直し」(帰国;三題噺 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
24
タイトルから昭和を生きた志ん生の逸話が紹介されていると思ったら、そうではなく、志ん生の高座を中心に、いかに芸が形成されていったかを解明することを目的としているようだ。確かに著者が言うように、志ん生の生き様を知りたければ、自伝『なめくじ艦隊』や、結城昌治が書いた『志ん生一代』を読めばいい。そこには、噺家としてだけではなく、私生活での志ん生の逸話がおもしろおかしく紹介されている。そう言う意味で本書の試みは、とても志しの高いものと言えるだろう。だが、それが成功しているとは言えないのが残念だ。(つづく)2017/10/22
ko1kun
0
志ん生師匠の噺家の歴史がまとまっている書籍としてはピカいち。2009/09/28
yoshiyuki okada
0
著者は元新聞記者で演芸に造詣が深い。噺家としての志ん生の成長成熟を事実から迫る。好感の持てる一冊ではあるが、そのぶんドラマティックではない。結城昌治の創作を好むか、ノンフィクションとして仕上げられたこちらを好むかは読者の判断によるだろう。2019/11/09
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