内容説明
警視庁恵比寿警察署交通課から刑事課盗犯係に配置換えになった辻本美紀は、上司から「デカは検挙件数こそが命だ」と叩き込まれ、他の警察署と検挙件数を競っていた。ある日、美紀は暴漢に襲われ、脇腹を刺された。病院で意識を取り戻し、捜査一課の釜本宣彦巡査部長から事情聴取されるうちに、美紀は想像を絶する意外な真実に気づく。元捜査一課刑事にしか絶対に書けない迫真の警察小説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きさらぎ
16
著者は元捜査一課の刑事。「検挙票」とは、一件の犯罪を解決したときに1枚作成する原票で、検挙票の数は被害者のためにどれだけ仕事をしたかのバロメーターでもあり、刑事たちのモチベーションにもなる。また犯罪を検挙した数が警察署同士の争いにもなり、勝った署はそれだけ優秀な仕事をしているという評価を得られることになる。この検挙票というものがずっと事件の鍵になっている。事件には関係ないけど一番スカッとした言葉が「交通なんて格好つけてピーヒャラ笛吹いて、民間人のちょっとした過ちをとらえて切符を切りやがる」そうだ!そうだ!2017/11/05
ふーちゃん
3
検挙票(隣近所の署との検挙率争い)ばかり気にして、被害者の感情もろもろは置き去りにされた捜査をする署員が排出される現場。2016/03/14
松本 あゆみ
2
ドラマ・ヘヤチョウの原作。ドラマは面白かったけど、小説としては、普通。刑事ドラマとは違う、警察の日常とはこういうものだよな、と、納得する。警察の階級とか部署とかがめんどくさくてこんがらがってしまう。2018/01/18
仮面堂
1
今の警察組織が抱える根本的な問題。形骸化した慣習と現状にそぐわないシステムとそれにすり潰されてしまう人間とゆう。前作よりこなれた感じ。次作が楽しみ…と思ったのに残念。合掌。2012/03/24
ゆ
1
作者のプロフィールに惹かれた。元警視庁捜査一課!!2010/08/18
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