ようこそ、ロバの目の世界へ。

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ようこそ、ロバの目の世界へ。

  • 著者名:岩城裕明【著】/ごり【絵】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 講談社(2014/03発売)
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  • ISBN:9784062837279

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内容説明

“ロバの目”を持つ少年・スバルが遭遇する、最高にハードな夏休み! 僕がよくボーッとするのは、断じてエロい妄想をしているからではない。この目に映る“奴ら”へのリアクションを、必死でこらえているだけなのだ――。第6回流水大賞優秀賞受賞作!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きっしぃ

38
「呪いに首~」が良かったので、図書館に唯一あった岩城作品借りてみた。普通の人には見えないものが見えちゃう小学生のスバル。友達、好きな女の子、不仲な両親、なんだか怪しい担任教師。面白かったような気もするけど、結局なんの話だったんだろう…?イマイチ掴みきれない。最後になんか凄いオチを期待してたのに、尻切れとんぼな印象で読了。2018/10/09

yashico

13
シュールでユーモラスでハートフルな「ロバの目」を持つスバル少年が遭遇する最高にハードな夏休み。仲間とのやり取りが微笑ましいし(でもタバコはダメよw)幽霊が見えるスバルだが「奴ら」に対して邪魔と蹴り飛ばしたり、想いを寄せている少女に憑いてるオヤジの生首を殴ったりとお手の物w桜が咲かない理由もジワる。そして安田先生の気持ち悪さがヤバいwwヤバい先生、異様な食材の山、そして腐った生首、親の離婚、友情、ひと夏で色々な経験を経てまた新たな生活へ向けて歩き出す。ヘンテコなのに暖かい岩城裕明の1作目。楽しかった。2019/07/29

かつどん

6
ロバの目に幸あれ。どのシーンも愛しくて楽しくて切ない。スバル君と安田先生との絡みが特に好き。タイヨウのクールさも。そう、尻はやはり大切なのだ。イラストも素敵すぎる。久々にありがとうと頭を下げた一冊。2013/08/07

alafish

4
小学生、ひと夏の摩訶不思議な非日常話のような、野郎どものダラダラ夏休みのような。『優作の優』『牛家』『瓶人』『ようこそ、ロバの目の世界へ。』を読んで、作者の物語に共通して「イノセンス」が描かれているように感じる。それが仕掛けと結びつき驚きを与えるのが優作の優と瓶人、狂気に変貌し非日常の境界が曖昧になるのが牛家とロバの目だろうか。だんだん作者の描く物語を読むことが心地よくなってきた。未読のその花束も読みたくなったし新作も待ち遠しい。2014/12/01

うさぎや

4
結局なにか解決したのかといわれると微妙ではあるけれど、でも腑に落ちるということが大切なんだなと、まあそういうことで。2013/04/18

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