角川文庫<br> 地球を斬る

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角川文庫
地球を斬る

  • 著者名:佐藤優
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • KADOKAWA(2013/09発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784043914036

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内容説明

〈新帝国主義〉の時代が到来した。ロシア、イスラエル、アラブ諸国など世界各国の動向を分析。北朝鮮―イランが火蓋を切る第三次世界大戦のシナリオと、勢力均衡外交の世界に対峙する日本の課題を読み解く。

目次

文庫版序文 Qさんへの手紙―テロリズムを超えて「思考する世論」をどうつくるか
第1章 「プーチンのロシア」を検証する
第2章 新自由主義下のアジアを読みとく
第3章 日本人と日本外交に「哲学」「戦略」はあるか?
第4章 暴力(テロリズム)と知(インテリジェンス)と生命と
あとがき―「第三次世界大戦」のシナリオ
文庫版あとがき―北朝鮮のシナリオ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

gonta19

22
2010/2/1 Amazonより届く。 2013/1/26~2/3 「フジサンケイビジネスアイ」に連載されたコラムに加筆された、外交・政治分析。いつもながら、佐藤氏の分析は鋭いな。現在の、対露、対中、対北外交の停滞を見るにつけ、外務省の凋落ぶりが気にかかる。安倍総理が設立しようとしている日本版NSCに期待したい。2013/02/03

あじさい

3
凄い。国策捜査のターゲットになりながらも、担当検事と互角(それ以上)に闘い抜ける知力と精神力を持ち合わせる著者は「バケモノ」。確かに「情報」っていうキーワードは、軽重問わず割と頻繁に便利に使われているような印象がある。基礎知識と想像力さえあれば、特殊なルートがなくても、新聞・雑誌・テレビ・ネット等に掲載されているネタをパズルのピースのように合わせていけば、価値ある「情報」に昇華させることが可能、らしいデス。読んでいくうちに何故か段々と緊張感が高まっていくのを感じる作品。「息抜き」には不向き→ズバリ教材。2015/08/21

ikatin

2
昨今の日本政府の外交スタンスがまた変化している(良い方向ではない)。国益からみた外交、インテリジェンスの真の重要性を考えさせられる。支える人材の育成が急務であろう。2011/01/07

고정수

1
ゼロ年代の国際情勢についての見取図2018/05/23

外道丸

1
何となく自分は他人に対する共感能力は低いのではないかと思う。相手の気持ちになって考えよと言われても、相手の気持ちなんてわからないものはわからないのである。後書きでヘーゲルについて、「ヘーゲルの分析手法の特質は視座が移動することだ」と言っているところが妙に腑に落ちた。つまり相手の内在的論理をつかんで相手と自分との間で視座が往復することで分析は進む。「共感しよう」ではなく、「相手にとっての意味を明らかにしよう」である。なんだか急に気が楽になった。2013/06/30

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