内容説明
人生とは心の中に道しるべを建てる旅であり、
美しい愛の花を咲かせる旅である。
国民詩人・坂村真民が遺した幻の随筆集・三部作。四半世紀の時を越え、新装版として、ここに完結。
生きることのかなわなかった亡き長女への想い、尊敬してやまない一遍上人の生き様、自身を形成するバックボーンなど。
これまで以上に内面に踏み込んだ話の数々は、多くの人や教えに触れながら流れてゆく著者の人生を、ときに悲しく、ときに美しく描き出す。
*目次より
● もっとも美しかった母
● お地蔵さまとわたし
● 旅終い
● はまゆうの花
● つゆくさのつゆが光る時
● 印度の石
● 足の人
● 生きている一遍
● こんにち、ただいまに立つ人
目次
第1部 愛の道しるべ(もっとも美しかった母 母恩無限 愛の道しるべ ほか)
第2部 光と風のなかを(はまゆうの花 つゆくさのつゆが光る時 自分の花を咲かせよう ほか)
第3部 生きている一遍(生きている一遍 一遍の海と風の念仏 一遍さんとタンポポ ほか)