講談社現代新書<br> 日本銀行は信用できるか

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講談社現代新書
日本銀行は信用できるか

  • 著者名:岩田規久男【著】
  • 価格 ¥737(本体¥670)
  • 特価 ¥499(本体¥454)
  • 講談社(2014/01発売)
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  • ISBN:9784062880107

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内容説明

日銀の責任を問い直す。なぜデフレを怖れず、利上げを急ぐのか? もっとも信頼される学者が金融政策の病根に迫る! 日本経済最悪のシナリオ、デフレが進行している。内需も外需も総崩れの現在、政府は日銀に金融政策をまかせきりにするのではなく、インフレ目標を設定せよ。信頼の高い学者の緊急提言! (講談社現代新書)

目次

序章 日本銀行の金融政策は信頼できるか
第1章 どんな人が金融政策を決定しているのか
第2章 日銀の金融政策で大不況を脱出できるか
第3章 責任逃れに使われる「日銀流理論」
第4章 平成デフレ不況をもたらした金融政策
第5章 日銀はなぜ利上げを急ぐのか
第6章 日銀に「インフレ目標」の錨を
第7章 日銀改革の勧め

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

k5

40
マイブームとしての財政。え、この人が日銀じゃなかったっけ、と思って調べたら、13年から日銀副総裁で、この本はリーマン直後の09年の本なのですね。非常に論旨は明快で分かりやすいです。仮に伝統的な金融政策を継続していたら、経済停滞はもっと続いたでしょうし、現在のような危機に対しても財政出動する術がなかったように思います。(あまり実行されませんが)。一方で、一番大きな主張であったインフレは結局達成できなかったんですよね。検証のために『日銀日記』も読まないとないかなあ。2020/05/09

takizawa

6
金融緩和政策により日銀の財務の健全性が失われ、高いインフレが起きるのではない。モノの供給量に対して貨幣の流通量が過大になるからインフレが起きる。むしろ、日銀がインフレ目標を定め、日銀の損失をコントロールすることは有効で、長期国債や民間の買い入れ増加には政府の保証をつけてやればよい。筆者曰く、日銀の金融政策が迷走するのは、経済・金融の知識のない東大法学部卒が、過度にインフレを恐れ、誤った時期に利上げを繰り返すから。日銀に目標設定の独立性を与えるのではなく、政府にインフレ目標設定の裁量を与えよ、という主張。2009/09/14

denz

5
次期日銀総裁のダークホース的な存在の著者が論じる日銀論。他の国の中央銀行総裁が、経済学部卒の博士号取得者が多いのに比べ、日銀は主に東大法学部出身の官僚が就くことが多く、「前例主義」と無謬性の維持のための研究機関と説明責任の拒否という特徴がある。また現在のデフレターゲットとも思われる日銀の金融政策は、99年段階から「インフレでもデフレでもない通貨の安定」を検討していたという。それを考えるとパフォーマンスは素晴らしいと言える。インフレ目標を与えれば、達成は難しくないが「前例主義」が邪魔をするのかもしれない。2013/01/04

nchiba

5
経済運営の目標を客観的に定めず、そのために評価ができないから責任も問われず。か。極めて日本的なシステムが経済を蝕んでいるのだなあ。暗澹たるきもちになるよ。2010/09/07

Humbaba

5
日銀は,円の安定のために様々な政策を行っている.それは,主に伝統的な金融政策を踏襲していると言っても良い.しかし,それが本当に今の日本にとって利益につながる物になっているのかは再評価が必要である.2010/07/10

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