講談社現代新書<br> 「空気」と「世間」

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講談社現代新書
「空気」と「世間」

  • 著者名:鴻上尚史【著】
  • 価格 ¥957(本体¥870)
  • 特価 ¥499(本体¥454)
  • 講談社(2015/03発売)
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  • ISBN:9784062880060

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内容説明

「空気」の存在に怯えている人は多い。なぜ「空気」は怖いのか? その正体を探っていくと見えてきたのが、崩れかけた「世間」の姿だった……。人気の脚本・演出家が、阿部謹也、山本七平といった先人の仕事を現代に投影させながら、自分の体験や発見を踏まえた会心作! 「空気」と「世間」を知り、息苦しい現代日本を生きていくための方法を示します。(講談社現代新書)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

111
鴻上さんが中高校生向けに阿部謹也先生の「「世間」とはなにか」と山本七平さんの「「空気」の研究」を題材にして日本人に特有だと思われる「世間」「空気」についてわかりやすくご自分の言葉で説明しておられます。またさらに発展していじめなどについても触れられています。これを小説化したものが「青空に飛ぶ」なのでしょうね。2018/01/01

kinkin

101
ここ数年「空気」という言葉に振り回され焦り怯えることが増えているのではないか・著者はこの「空気」について考え続けるているうちに「空気」と「世間」は密接に関係がありその正体を突き止め「空気」と「世間」に振り回されない方法を探るための本。また「世間」と「社会」の違いについても書かれており考えることが出来た。一度読みでは理解できないことも多かったgあ「空気」「世間」「社会」を知り意識することでこの本の目的に近づくことができると思った。再読したい。図書館本2018/01/09

ヒロミ

72
「空気を読め」というのは「世間に従え」と同義であると言う鴻上氏。非常にクレバーな内容なのに読みやすい文章で興味深く読んだ。日本人は壊れかけた「世間」という共同体の中におりアメリカ人は自立心があるのではなく「神」という強固な世間を一人ひとりの内に持っているため己の神から許しを得れば自由に行動出来るというのが面白かった。一神教ではない日本が消えゆく「世間」にしがみつこうとして生み出したものが極端なナショナリズムであるという点には唸った。「孤独と不安のレッスン」を読んで以来の自分内鴻上ブーム、まだ続きそうです。2016/10/15

ムーミン

39
人間がどこまで最低になれるかの実験を続けているのがインターネットですが、同時に、まだ見ぬ人と出会う可能性を広げてくれるのもインターネットなのです。…肯定面と否定面が際立っているのです。だからこそ、安易に近づくと大怪我をするのです。2020/02/01

KJ

36
言葉によって物事を整理し俯瞰する意義は非常に大きい。「世間」と「社会」。この二つを軸に日本人や日本社会を見た時、急に視界が開けた様な感覚を味わった。人は不安になると、何かしらの支えを求める。それが欧米においては「神」になり、日本においては「世間」になる。そして「世間」の崩壊を補う様に現れるのが「空気」。不安が故にそれにしがみつこうとすればするほど、逆にそれに縛られ不自由になる。自分が今いる「世間」という世界の外側に、さらに大きな「社会」という世界が広がっている事を意識すれば、人はより生き易くなるのだろう。2014/09/06

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