本の現場 本はどう生まれ、だれに読まれているか

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本の現場 本はどう生まれ、だれに読まれているか

  • 著者名:永江朗【著】
  • 価格 ¥1,045(本体¥950)
  • ポット出版(2015/02発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784780801293

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内容説明

本書は、『図書館の学校』( NPO図書館の学校)で2005年から2007年にかけて連載された原稿を主軸にした、「本が生み出される現場」「本が読まれている現場」の記録である。
この30年で出版点数は4倍になったが、いっぽう1点あたりの販売金額は半分になった。
なぜこんなことが起こったのか。理由を知りたい。
それが取材をはじめるきっかけだったと著者永江朗氏は言う。
この5年間で、「本が生み出される現場」は大きく変化しはじめている。
自費出版ブーム、ケータイ小説の爆発的売れ行き、ライターや編プロが置かれるますます厳しい現状。
一方「本が読まれている現場」はどうか。
変わりつつあるのか。
「読書ばなれ」は本当か。
新書ブーム、ベストセラーはだれが読んでいるのか、などなど。
変遷する「本の現場」から何が見えてくるのか。何を見るのか。
巻末には、本のディレクションを生業とする幅允孝さん(BACH)へのインタビュー、編集部による永江朗氏へのインタビューを収録した。
最後に、そのインタビュー中に「ではこの本は再販をはずしてやってみましょうか」という話になった。
本書は、定価ではなく、希望小売価格で発売します。

目次

本はどう生まれているか(新刊洪水;本を出したい;ネット発の本;ライターの事情;編プロのいま;情報の無料化)
本はどう読まれているか(アサドクとドクソン;「読書ばなれ」の根拠;新書ブーム;書店をディレクションする;本屋大賞と読ませ大賞;ベストセラーは誰が読んでいるのか?)
付録・インタビュー(本棚が町へ出て行く―幅允孝;再販制度はもういらない―永江朗)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

79
出版されたのは2009年ですから、このような本にしてはもう古い部類に入るのでしょうが、言われていることは今もあまり変わっていないように感じました。出版不況とは言いながらも出版点数が増え続けていく現象はまさしく自転車操業以外の何物でもないような気がします。ただ、電子書籍もコンテンツがかなり増えてきているようで、読書人口も増えているのではないかとも思われます。このようなホームページが出てきているのも、読書をしたいのだけれど、その指針がわからないという人も多いのではないのでしょうか?2015/08/05

ステビア

11
流し読み。この人の本は信用できそうだ。2014/03/25

やまゆ

10
興味深い話が続々、返本制度を単純に批判できないこともよくわかった。活字離れという言葉が独り歩きしているさまも、データで見るとわかりやすい。この続編もつくってほしい。2014/06/04

minoguchi

6
2005~7年の連載が中心なので最新事情という訳ではないけれど(ただし附記ではかなり最近のことまでフォローされている)、経緯や周辺状況も踏まえて現状を把握するためにも読んでよかった。ポット出版の沢辺氏のインタビュー(というか対談?)はなかなか刺激的。この項はもっとボリュームあってもよかったのに。2009/07/24

貧家ピー

5
2009年8月出版、その時点での本の制作、販売「現場」。30年で4倍に増加した新刊本と「活字離れ」とは? 再販制度に甘える書店、取次との関係など、出版業界を知る上で興味深い内容だった。電子書籍が普及する現場について書いて欲しい。本書は非再販になっている。2014/05/09

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