内容説明
さまざまな肉を食べさせる店「百獣屋」は肉同様、多士済々の御助人が集う「御助宿」。ある日、剣の遣い手である十四郎が若い兄弟を助ける。彼らは内紛に巻き込まれた父親を同じ藩の者に殺され、敵討ちに上京したのだった……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
toshi
13
読む本が無くなって、ブックオフに行って適当に仕入れてきた本。 シリーズものかと思ったけれど、鳥羽亮ならその都度丁寧な説明があるから大丈夫だろうとこれに決定(笑)!。 「はぐれ長屋」の舞台を「仕掛人」の世界にしたような設定。 ありがちなストーリで結末も予定調和だけど、鳥羽亮だけあって十分楽しめる内容でした。2018/09/02
りこ
11
江戸の百獣屋は、副業として、よろず御助人を抱える御助宿でもあった、そこに偶然敵討ちの兄妹が助けられた事から、藩の不正を巡り対立する、御家騒動に巻き込まれて行く。剣術の描写が妙に生々しいのがちょっと意外ですが、面白かったです。2015/04/18
とりふぃど
4
仕掛人とどれくらいの差があるの?って感じですが…。もう少し、「ももんじゃ」としての存在が際だってくれるといいかなって思う。だってタイトルに惹かれて読み出したんだもの~。2009/10/07
なつき
3
御定法に引っかからない程度の始末屋って書いてあった気がするけど、殺しをやる仲間もいるのね?内容的に1冊使うより短編向きだと思う。敵討ちの兄妹の特訓もそれほどページを割くほどでもない気がする。2011/02/13
烏骨鶏
1
御助宿でももんじ料理の店、って設定が嬉しい。 出羽からやってきた仇討ちの兄妹の助太刀を請け負ったが、なにやらおおごとに・・・ 鳥羽亮さんらしい剣戟の音が聞こえそうな江戸のお話。2022/03/21
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